NYとNJ補習授業校在籍園児児童生徒対象
昨年より3倍近い給付が可能に
ニューヨーク日本人教育審議会(JEI)は、2021年度から従来の三井住友銀行に加え、新たに三菱UFJ銀行及びみずほ銀行から、ニューヨーク補習授業校(片山隆校長)とニュージャージー補習授業校(久我正次郎)の2校に通う園児児童生徒を対象とした奨学金制度の申し出を受けた。これにより21年度は従来の3倍近い20人程度への給付が可能となった。審議会は週内にも奨学生の募集を開始する。
対象は両補習授業校在籍者で、日本語・日本文化等を学ぶ意欲のある園児児童生徒。昨年度受給の園児児童生徒も応募可。授業料の3分の1を支給する。審議会の新家良一会長(三菱UFJ銀行)は「コロナ禍で経済的困難を理由に退学や休学する家庭が増えている中、奨学金の増額は大変ありがたいこと。過去に受給し、グローバルな場で活躍している卒業生がたくさんいるが、さらに増えることを期待している」と話す。
申込み必要書類=奨学金申込書、世帯全体の所得申告証明(Tax Return Form-1040 Page1~2 のコピー)、現地校成績表のコピー、作文(幼児部については簡単な文や絵、作品など)。
補習授業校が指定する作文用紙を使用すること。作文の課題は自由。例えば「私にとっての補習校」、「私と日本語」など。絵や作品の場合は写真を送付。応募締め切りは1月19日(火)午後5時。Eメール必着。選考基準は、奨学金の経済的必要性、日本語/日本文化習得に関する意欲・補習授業校及び現地校における学業成績、作文、作品、児童生徒のボランティア活動等。書類送付先 JEIScholarship@jeiny.org。選考結果については、給付者のみ1月末日までに審議会事務局より直接連絡する。
応募の問合せはEメールJEIScholarship@jeiny.org 審議会事務局まで。