除雪対策などNY市がガイドライン
オープン・レストラン・プログラムが通年に延長されたので、特に滑りやすい道路、除雪作業、バリケードに押し付けられる雪の山など、冬がもたらすストレスに耐えられるよう、すべての道路上の座席エリアを可能な限り安全にするためのガイドラインがニューヨーク市から発表された。新たな道路バリアの要件、囲いのガイドライン、降雪時に求められる事項、レストランオーナーがコンプライアンスを維持できるようにするための市の支援策が盛り込まれている。
【道路のバリア(障壁)】
12月15日までに必要な調整。▽バリアは、充填材を保持するために、造り付けの内壁と底部を有していること▽18インチの道路用バリアはすべて、土または砂で完全に充填すること▽上部外縁に沿って連続的に反射テープを貼り付け、道路に面した2つのバリアの角にはスノースティックを追加すること▽対向車線に面した車道のバリアの前には、プラスチック製の水を充填したバリアを設置することが大多数の飲食店で必要になる。参加者全員に、土嚢、反射テープ、スノースティック、プラスチック製のバリアを無料で提供する。プラスチック製のバリアは「優先順位の高い」レストランに限定的に配布されるが、それらのレストランには別途連絡。その他の配布とピックアップの詳細は後ほど案内。
【囲い(エンクロージャ)】
▽ニューヨーク州のアウトドアダイニングのガイドラインでは、仮設または固定のカバー(日よけ、屋根、テントなど)を設置する場合は、空気の流れを確保するために少なくとも2つのサイドが開かれていることが条件。開かれている必要がある両サイドのうち、片方は車道と平行でなければならない。少なくとも2つのサイドが完全に開かれている場合は、既存のアウトドアダイニングのガイドライン(例:テーブルとテーブルの間に6フィート、1つのテーブルに10人以上が座ってはいけない)に従っている限り、収容人数の25%を超えても構わない。両サイドが完全に開いているものが少ない場合は、収容人数の上限は25%となり、インドアダイニングのガイドラインに従わなければならない。▽プラスチック製のドームのような密閉された構造物は、個々のパーティーのために許可され、空気の循環を可能にするために十分な換気をしなければならない。▽屋根構造を持つ飲食店向けに、市は屋根や日よけ、テントの除雪などの早急な対処法や、安全性を確保するためのコツや手引きを公開する。▽車道のセットアップでは電気ヒーターのみ使用可能。▽ニューヨーク州ホットスポットゾーン内のレストランには追加の制限が適用 [https://forward.ny.gov/cluster-action-initiative]
【降雪時(SNOW)】
▽積雪警報が発令されている間:▽顧客は車道のセットアップに座ることはできない。テーブルと椅子は取り外す。▽車道のセットアップ内の電気ヒーターはすべて撤去。▽可能であれば、頭上のカバーを取り外すか、積雪警報が終わるまで定期的に除雪を行う。▽12インチ(30センチ)以上の積雪が予想される場合:▽縁石に沿って可能な限り足跡を残さないように、車道のセットアップを除去または集約する。▽車道のセットアップを撤去・集約することができない場合は、除雪作業による被害から守るための対策を講じることを勧める。州衛生局は、両側に車道のセットアップがある狭い道路における除雪作業訓練を実施している。衛生局は、設置場所が設置基準を満たしており、道路が効率的に除雪され、通行可能な状態を維持できることを確認するために、レストランを対象としたアウトリーチを実施する予定。スノースティックを使って、セットアップの構成物を移動させた場合の視認性を高めるようにすること。▽Notify NYCに登録すると、雪の警報や雪に関する最新情報を受け取ることができる。Notify NYCに登録するには、311に電話するか、www.nyc.gov にアクセスするか、Twitterで@NotifyNYCをフォローする。▽11月13日午後10時から施行された新しい州のガイダンスに基づき、バーやレストランは、毎日午後10時から午前5時までの間、対面でのサービスを終了する必要がある。午後10時以降は、バーやレストランでは、持ち帰り用の食品の受け取りや配達は可能だが、持ち帰り用のアルコール類の提供は禁止。▽質問やリオープン(再開)に向けてのサポートが必要な場合は、ニューヨーク市中小企業サービス局(888・727・4692)まで連絡する。日本語による問い合わせは、NY日本食レストラン協会事務局にEメール info@nyjapaneserestaurant.org まで。