◆ニューヨーク流ハロウィンの楽しみ方◆
大石育子の暮らしのテーブル
◆ニューヨークと日本のハロウィンは何が違う?
ハロウィンが「文化」として根付いているニューヨークと、「イベント」として盛り上がりを見せる日本。どちらも仮装を楽しむという意味では同じですが、少し違っています。
ハロウィンの時期は不気味なハロウィングッズが街角のファーマシーでも並ぶニューヨークですが、日本では東急ハンズやドン・キホーテ、100均など売り場が限られています。
仮装も日本ではおばけやジャックオーランタンなど「可愛い」ものが多いですが、ニューヨークでは骸骨や血のりなど「怖い」ものが多いですね。リアルに再現された内臓グッズが売っていたり食欲が失せるものも多いのも特徴です。また、ニューヨークでは「老若男女」誰でも本気モードで楽しみますが、日本では「若者や子供たち」が楽しむもの。
改めて比較してみるとおもしろいものです。
◆ニューヨークらしくちょっと怖いハロウィンにチャレンジ
Point1 骸骨・カラスを使うとちょっと怖いテーブルができます!
大きな骸骨を椅子に座らせてみました。こんな光景をニューヨークの街角ではよく見ますね。
ワイヤーバスケットにグリーンを入れて一見ナチュラルなアレンジメントですが、実は下に骸骨がいっぱい埋まっています。上にはカラスも添えて。
Point2 せっかくなのでフードも遊んでみましょう。ピックなどもお墓や骸骨のものが売っているのでそういうものを使うといいですよ。
目玉のチョコレートなんかもテーブルに飾ると怖い感じになっていいですね。
Point3 ウェルカムドリンクもバタフライピーのお茶を使って。レモンを入れると青↓紫↓ピンク色に変わります。
赤ワインで作ったサングリアなども血を連想するイメージです。ノンアルコールならばザクロやクランベリーのジュースを使うといいですね。スープの足元には小さな骸骨も置いてみました。
Point4 全体のテーブルコーディネートの色遣いを無彩色(モノトーン)に。日本のオレンジと紫、黒といったハロウィンの定番カラーにはしないこと。
クラスでは毎年ちょっとおどろおどろしい怖いテーブルで生徒さまをお迎えしています。
日本から来たばかりの方は、びっくりされることが多いのですが、段々見慣れてくるようで徐々におうちでも怖いハロウィンの飾りを楽しんでくださっているようです。皆様もぜひ今年のハロウィンはニューヨーク流で楽しんでみてくださいね。
(写真)©Atelier de Ikuko New York
大石育子(Ikuko Oishi)
インテリアコーディネーター、食空間プランナー、日本クラブカルチャー講座講師。東京ドームテーブルウェアフェスティバル2019,2020入選&奨励賞受賞。