日本の百均小売店チェーン、DAISO(米国本社カリフォルニア州)は、春に開店したクイーンズの東海岸1号店に次ぎ3日、ニュージャージー初となる店舗「ダイソー・ミツワ・エッジウォーター店」(バーゲン郡エッジウォーター、リバーロード599番地)を、日系スーパー「ミツワマーケットプレース・プラザ」にオープンした。今回も店舗誘致は総合不動産会社リロ・リダックが担当した。
DAISOの名前はニュージャージー州民の間にも知られており、SNS投稿と地元紙への折込チラシ程度の宣伝ながら、初日は開店時間前から200人ほどの客が列を作るほど盛況。翌日曜も開店直後から早速多くの客が店を訪れていた。同店は、クイーンズの店舗の約2倍にあたる167坪の売り場面積を誇り、陳列棚が低めに設定してあり、店内を広く見渡せる。下司(げし)修平店長は「買い物をしやすい店づくりに努めた」と語る。バーゲン郡の法律で一部の商品を日曜に販売できないという問題はあるが、ニュージャージーに住む日本人が多く訪れ韓国人社会や中国人社会でも名の通ったミツワマーケットの敷地に出店することのメリットはそれを上回るとのことだ。
同店には日用品から食品まで、日本のDAISOで販売されている商品と米国で独自に仕入れた商品を合わせて約1万2000点ほどのアイテムが並ぶ。値札シールが付いている商品を除き、基本的に全品1ドル99セントで販売。下司店長のお勧めは、入口近くに設置された和小物コーナー=写真=。ちょっとしたお土産などに利用してほしいとのこと。
DAISOは今秋にはウエストチェスターにも出店を予定しており、その後も新たな郊外店出店の企画が進行中だ。