ニューヨークで日本米の魅力PR
日本米の魅力を紹介する「ごはんフェス」が16日、マンハッタンのチェルシーで開催された。Jフォワード・インク(本社・ニューヨーク、山本ドラゴン代表)が主催する全米最大の日本食フェスティバル「ジャパン・フェス」の一環で、今回は通常のジャパン・フェスに加え、在NY日本国総領事館と日本貿易振興機構(JETRO)NY事務所との共催で「ごはんフェス」エリアを特設。2ブロックに35の日本関連ブースが並び、日本食17店のうち6店がお米に特化したテントとなり、おにぎりやカレー、お弁当など日本米を使った料理を提供した。NY総領事の森美樹夫大使とジェトロNY事務所の河本健一所長が登壇して、ストリートを埋め尽くした約1万5000人(主催者発表)あまりのニューヨーカーに、日本米の旨さと栄養価の高さ、日本の食文化の根幹をなす「ジャパン・ライス」の魅力を売り込んだ。
(写真上)日本の法被を着て、餅つきを初体験するニューヨーカーたち(16日午後3時40分、写真・三浦良一)
日本米の良さ食べて実感
ごはんフェス
日本米の魅力を紹介する「ごはんフェス」が16日、マンハッタンのチェルシーで開催された(1面に記事)。当日は、2ブロックを日本の出店で占め、日本関連35店中、日本食ブース出店は17店舗。その中で、ご飯関連は、おむすび権米衛(おむすび)、MakiRevo/TabiKase 旅する・おまかせ(野菜寿司・手巻き寿司)、BentOn(「祭」弁当)、ゴーゴーカレー(チャーシュー丼、カレートッピング)、J-Spec Wagyu Dining(A5和牛丼)、大戸屋(茶の間おにぎりと抹茶カフェ)の6店舗が出店した。
会場では、餅つき体験やおにぎり作りの体験イベントが市民参加で行われた。参加者は真剣な面持ちで体験、出来上がったおにぎりを口に笑顔がこぼれた。おむすび権米衛のおむすびは、一時完売してテーブルが空になるほどの人気。BentOnの「祭」弁当は、美しく入った料理に来場者が「ビューティフル!」と感嘆の声を上げた。
ニューヨーク総領事の森美樹夫大使は、「試してもらうことによって、どれだけ日本のご飯が美味しいか、それから日本のご飯の背景にある日本文化に対する関心というのも一層高まると思うし、日本米がこんなにいいんだということをできるだけたくさんの人に知っていただきたいと思う。これからも日本文化の認知度を高めて、多くの人に日本を好きになってもらう努力を続けていきたい」と話していた。
共催したジェトロNY事務所の河本健一所長も「私は、マラソン命で走っているが、ご飯を食べれば元気百倍、皆さんもぜひ食べて」と日本米をステージから売り込んだ。