プロに聞く、生き生きEATS(イーツ)
元気と美味しいを求めて料理の達人が腕を振るう (27)
1996年に創業した酒蔵は、ニューヨーカーに日本酒の世界を紹介するパイオニア的存在で、全米屈指の日本酒バーとして、世界中から多くの日本酒ファンを魅了している。200種類以上の厳選された日本酒もさることながら、本格的なタパススタイルの日本料理でも知られている。米国における日本酒ブームを牽引しているそんな銘店の今月は井上勝久シェフ(50)が登場。埼玉県出身でハワイに10年を含む滞米16年のベテラン日本食料理人、井上氏に、今回は「夏を味わう簡単手料理」3品を教えていただいた。
酒蔵
211 43rd St. B1
New York, NY 10017
212-953-7253
Sakagura.com
月、火、土 17:30-23:00
水〜金Lunch: 11:30-14:15
Dinner: same as above
日曜定休
■夏野菜とシーフードの味噌ペスト和え
材料
アスパラガス 60g
タコ 80g
バジル 40g
ニンニク 40g
かぼちゃ 50g
イカ 50g
味噌 40g
粉チーズ 10g
ミニトマト 4〜5個
エビ 60g
(1)アスパラガスは皮が硬いところだけ薄く剥いて軽くボイルする。
(2)かぼちゃは食べやすい大きさにカットし、レンジもしくはボイルする。
(3)ミニトマトはヘタを取り水洗いする。
(4)魚介類も一口サイズにカットしボイルする。
(5)味噌ペストはバジル(葉だけ)、大葉、ニンニク、粉チーズをミキサーでペースト状にし、そこに味噌、オイルの順に入れ再度ミキサーで合わせる。
(6) (1)〜(5)をボールに入れ、味噌ペストを半分の量を入れざっくり合わせる。
(7) (6)を器に盛り、残りの味噌ペストをかけて、バジルの葉を飾り完成。
■もろこしのハラペーニョ・バター
材料
とうもろこし 150g
ハラペーニョ 12g
バター (有塩) 110g
醤油 5g
(1)バターを常温で柔らかくし、刻んだハラペーニョを混ぜ、ラップにくるみ冷蔵庫で冷やし固める。
(2)とうもろこしの皮を剥き、横に半分、もしくは3分の1にカットして実を切り取る(※写真参照=包丁を上下に動かすと上手にできる)
(3)フライパンに油を敷き、(2)を入れ、(1)を5分の1位入れる。
(4) (3)が馴染んだところに香りを付けに醤油を垂らし仕上げる。
■きゅうりの浅漬け カレー風味
材料
きゅうり 150g
カレー粉 2g
塩 10g
砂糖 10g
水 100g
(1)きゅうりを縦半分に切り、種を取り除き、1口サイズにカットする。
(2)漬け汁は、水に砂糖、塩、カレー粉を入れ混ぜる。
(3)ジップロックバックに(1)(2)を入れ、冷蔵庫で一晩寝かせる。