泉橋酒造の橋場社長がNYで試飲会
泉橋酒造(本社・神奈川県海老名市)の橋場友一社長がこのほど来米し、15日午後、マンハッタン2番街54丁目のアンバサダーワインで試飲会を開催した。同酒造は江戸安政期の1857年に創業で、橋場さんは6代目の社長。当日は、店の常連客をはじめ、試飲会を聞きつけて来店したニューヨーカーなどが橋場社長、米国での同酒造レップを務める阿部嘉代子代表が注ぐ日本酒、楽風舞を楽しんだ。この酒は共同貿易を通して販売、同酒造の酒は、米国では現在8種類が販売されており、市内の高級レストランなどでも提供されている。
特に純米大吟醸楽風舞は、菅元首相が2回の来米の際、ホワイトハウスにプレゼントとして使った酒で、先月ニューヨークで行われたジャパン・ソサエティの115年記念晩餐会でも乾杯にこの酒と希少な5年熟成した純米大吟醸梅酒がVIPレセプションで振る舞われた。楽風舞は、「五百万石」と食用米「どんとこい」を親に育種され、泉橋が全国で初めて 産地品種銘柄として登録し、泉橋が得意とする生酛造りで醸した。
橋場社長は、大学卒業後、証券会社に就職、その後、泉橋酒造に戻り、地元農家と共に相模酒米研究会を設立し、全国でも珍しい「栽培醸造蔵®」「全量純米100%蔵」に生まれ変わらせた。「酒造りは米作りから」というのがモットーだ。同酒に関する問い合わせは 電話202・297・1109、Eメール info@mugendc.com