「日米武道館」を開設
バイオリニストとして知られる五嶋龍さんがこのほど、ニューヨークで空手道場「日米武道館」を設立した。「伝統的な価値観を現代に生かす」をモットーに、武道を通じて日本とアメリカの文化の懸け橋になるため、現代的なアプローチをとっていく。目標は「年齢や性別、国籍に関係なく常に人格、運動能力、向上心を育むマインドセットを養う」ことだ。五嶋さんは、7歳から空手を始め、日本空手協会三段、米国ナショナル空手フェデレーション三段、日本空手協会ナショナルチームメンバー、AAUメダリスト、船越義珍杯 第14回 世界空手道選手権大会ファイナリスト。
幼少より、バイオリン、空手に親しみ、勉学の傍ら世界に名だたるオーケストラとの協演、リサイタル、メディア出演を重ねる。実姉は世界的なバイオリニストの五嶋みどり。ハーバード大学在学中より多面に渡る企業設立に関わり、音楽家、起業家、空手家である経験を生かして、社会活動にも貢献する。「あらゆる学問や、芸術にも武道精神が土台となることから、今はこの道場がしっかり成長することにエネルギーを費やしたいと思っている。武道が他の仕事と両立できないとは考えていないが、現在は、バイオリニストと空手師範の二兎は追わない」と話す。現在、入門生を募集している。
練習は、日米合同協会(7番街255番地3階、電話603・803・3757)で、稽古は毎週火曜、木曜、土曜に実施している。問い合わせはEメール info@jabudokan.com 詳細はウェブサイト https://linktr.ee/JABudokan