輸入焼酎で乾杯

NY州法を緩和

ソフトリカー免許で販売可

 キャシー・ホークル・ニューヨーク州知事は6月30日、ニューヨーク州焼酎法改正法案に署名し、7月1日からアルコール度24%または以下の焼酎が、ビールと同等のソフトリカーライセンスで販売が許可される事になった。この変更により、焼酎のカテゴリーが単独で認識され、ニューヨークで初めて「Shochu 」として販売することができるようになった。この法案は、焼酎メーカーおよび日本食流通商社・日本食レストランにとっても非常に重要な意味があり、今後アルコール度24%以下の焼酎が日本の蒸留酒として認められた事、今後幅広く日本食レストランで楽しまれる事で焼酎が日本酒の様に広がりを持つことが期待されそうだ。

 具体的には、このライセンスは、ビール同様に、焼酎の小売販売を許可するライセンスとみなされ、同じ条件で消費される。この法律で規定される「焼酎」とは、日本から輸入された日本のアルコール飲料で、その含有量が24リットル以下のもの。ニューヨーク日本食レストラン協会のボン八木理事長は、「同法施行に関する追加情報を随時提供し、スムーズな展開に協力していく」としている。日本酒造組合中央会(JSS)は、「私たちは長年この法律を望んでいたので、大変うれしく思っている」とコメントしている。

(写真)NYではさまざまな焼酎が飲まれている(イーストビレッジのハイカラで)