NY市7月6日から第3段階に
店内飲食は延期
ニューヨーク州のクオモ知事は1日、経済再開の第3段階(フェーズ3)に7月6日から移行するとの計画のうち、レストランの屋内での食事については慎重にならざるを得ないとし、再開プロセスを変更し、事態が好転して安全と認められるまで延期すると発表した。再開を急いだ他州では新型コロナウイルス感染拡大が再び起きていることを強調した。
ニューヨーク市のデブラシオ市長も1日、NY市が7月6日から経済再開の第3段階(フェーズ3)に移行すると発表したが、フェーズ3で認められるレストラン店内での食事は見合わせるとした。店外でのサービスは可能。NY市は新型コロナウイルス発生の震源地であり、州内でもっとも遅くフェーズ1に入った。6月22日よりフェーズ2に入り、屋外での食事、美容院・理髪店、オフィス、児童公園などが再開した。29日よりデイキャンプが許可され、1日にはビーチがオープンした。6日からのフェーズ3では、ネイルサロン、刺青(タトゥー)ショップなどのパーソナルケア・サービス、バスケット、テニス、ドッグランなどの屋外スポーツ・レクリエーション施設も再開する。
大型モールにはコロナウイルスをキャッチできる微細なエアフィルタもしくは同等の効果のある換気システムの設置を義務付け一般オフィスなどでの使用も奨励している。ウエストチェスター郡を含むミッド・ハドソンなどはすでにフェーズ3に移行している。
ニュージャージー州では6月29日からショッピングモールが再開。ただし客は定員の50%に抑えること、社会的距離を守ること、フードコートや映画館は不可などの制限がある。社会的距離やマスク着用を守っていないことを指摘、屋内飲食は延期すると発表した。