第11回クイーンズ世界映画祭が23日(水)から7月3日(土)までの11日間、複数会場でのライブ上映とオンラインでのバーチャル上映の両方で開催される。短編・長編映画、ドキュメンタリー、アニメなど、33か国・地域からの198作品が公開される。
同映画祭には、多くの被害をもたらした福島原発事故をテーマにした中村賀与子監督の短編ドキュメンタリー「No Nukes」(上映時間12分)も参加。被害者のインタビューを通して原発事故がもたらした影響から原発とは何かを考える。中村監督は「空と海がつながっている限り、福島原発事故は日本だけの問題ではなく、世界の問題として捉えるべきである」と話している。ライブ上映は25日(金)午後7時から、ザ・ローカルNY(13-02 44th Avenue, LIC,)にて。オンライン上映は27日(日)午後7時から。
同映画祭は昨年3月19日〜29日に予定されていたが、パンデミックのため開幕3日前に劇場が閉鎖され会場が使えなくなった。しかし主催者は急きょオンライン開催へと変更し32か国からの191作品が上映され、3万回以上の視聴数を記録した。
チケットは10ドル〜。オールアクセスパスが150ドル、1日間有効のデイパスが25ドル。上映作品・スケジュールなどの詳細は公式サイトhttps://queensworldfilmfestival.org/を参照。