花・香る・飲む香水 MORRIS 本格芋焼酎米国で発売

 15年前に凛とした香りの焼酎を打ち出したラグジュアリーブランド・リードデザイナーの今井千恵さん。2010年、当時芋焼酎を香りで打ち出す酒蔵会社はどこにもなかった時代、女性が胸をはって飲めるかっこいい焼酎、モーリススピリッツを誕生させた。

 ファッションデザイナーはよく、次なるアイテムとして香水をプロデュースするが、 今井さんの発想は違った。ただの香水ではなく「飲む香水」だった。自身の故郷、鹿児島の豊かな環境が生み出した、まったく新しいスタイルの本格芋焼酎、それがMORRIS (モーリス)だ。飲みやすさと香り、凛とした口ざわり、CHIE IMAIのモーリススピリッツが15年を経て、まるでこの桜のシーズンに合わせたかのように、ここニューヨークで有名なディストリビューターの手により販売が開始された。

モーリスを手に持つ今井さん

 MORRIS(モーリス)の酒質は、焼酎に最も適しているといわれる「黄金千貫」の甘い香りと上品な風味、時流に乗った黒麹仕込みによるコクの深みが特徴だ。 

 「2010年当時、焼酎

界は香りに興味のない時代でしたが、製造工程で華やかな香りを引き出す手法を用いたことにより、絶妙な香りと味を引き出しました。今はどこの焼酎蔵も香りを打ち出し始めています」。妥協を許さないファッションデザイナーは 15 年前に焼酎界でも香りのパイオニアとなり、いまだかつてない「香福の滴」を作り出した。

 今井さんは「アメリカは政権が変わり、貿易関係がタイトになりつつありますが、こんな時代こそ、モーリスなのです。逆境を跳ねのけて伸びてきたモーリススピリッツ。糖度0。若者に今大人気です。日本では、素晴らしいホテルのバーや、三ツ星レストランなどで飲めても買えない焼酎として人気が出ています」という。

【飲み方例】

◆モーリス・ウォーター=

冷たく冷えたモーリスとトニックウォーターを3:7の割合でグラスに注ぎ、スライスしたライムで飾り付けして出来上がり。マティーニグラス、フルートグラスがおすすめ。(写真左)

◆モーリス・オン・ザ・ロック=ロックアイスをお好みのロックグラスに入れ、モーリス注ぐ。お好みでライムスライスを添えて。(写真右)