手作りマスク

子供用20分で完成
明るい気分でコロナ防止

 新型コロナウイルスとの長い戦いとなっていますが、先日、パッチワークキルトの仲間のひとりが、子供用のマスクが手に入らないと困っていました。米疾病予防管理センター(CDC)もマスクの着用を推奨しています。みなさまもマスクのことでお困りではないでしょうか。

 私はさっそくインターネットで見つけた「nunocoto fabric」の無料型紙が付いた「20分で完成! 立体マスクの作り方」のサイト(https://book.nunocoto-fabric.com/15460.html)を参考に、手持ちの生地(またはハンカチ)を使って、サイズの異なる3つのマスクを作ってみました。

 オリジナルの型紙のサイズのものをベースに、大き目サイズ用には1センチ大きくし、子供用には1センチ小さくした型紙を作りました。型紙に合わせて表布と裏布をそれぞれのカットラインに合わせてカットし、表布同士・裏布同士を縫い合わせ、最後に表布と裏布を縫い合わせる手順は「作り方」のサイトの通りです。もっとマスクに張り感をもたせるには接着芯を中に挟むとよいでしょう。  縫い合わせたマスクの本体を表に返した後、上下の外縁から2ミリほど内側に抑えのステッチを縫っておくと繰り返しの洗濯にも強度が増すと思います。

 これにゴムひもの通し口を作り、耳にかけるゴムを通して出来上がりなのですが、いまの時期、お店ではなかなか手芸用のゴムひもが見つかりませんでした。そこで髪をくくるゴムも代用しています。または50センチほどの綿テープやリボンを2本用意して、後頭部で結ぶような作りにしてもよいと思いました。なお、女性のストッキングを筒状のまま切って代用するアイデアもあると聞きました。

 今回はミシンを使いましたが、もちろん手縫いでも作れます。その場合ゴムを通す部分は糸を2本どりにし、縫い始めと終わりに返し縫いをしておくと強度が増して安心です。

 お好きな生地を使ったオリジナルマスク。少しでも明るい気分でこの困難を乗り切りましょう。

 (寄稿・星野千華子 本紙連載「国連アート探訪」筆者。)

マスクの作成方法は以下の動画を参照する。

■ミシンを使った一枚の布で出来る立体マスクの作り方

■手ぬぐいを使った手縫いマスクの作り方

■マスクのゴムがない場合、ストッキングで代用する方法

■マスクのゴムの代用品