NY州初めて死亡者減少      知事「峠越し判断はまだ」

 クオモNY州知事は5日午前11時30分に記者会見し、同日までの前日から1日での新型コロナウイルスの死亡者数が594人と前日の過去最高を記録した630人より減少したと発表した。ニューヨーク州で最初の死亡者が確認された3月14日以来、死亡者数が減少したのは初めて。入院患者数も574人と前日の1095人から減少した。ただ、知事は楽観視はしておらず、まだ数日の動きを見ないとピークを過ぎたのかどうかの判断はできないとした。ニューヨーク州ではこれまでに4159人が死亡。12万2031人が陽性。ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット3州の感染者数は15万3000人、死者数は4500人となった。その大多数がニューヨーク州でその半数がニューヨーク市。
 一方米国での1日での死者数は、1497人で過去最高を記録、陽性患者数は31万人。死亡者総数は8500人となっている。米防衛省は、今後3日間に空軍と海軍の軍医と医療従事者1000人をニューヨーク州に派遣すると発表。そのうち300人は、コロナ感染者病院となるジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンターに勤務する。(週刊NY生活オンライン5日 14:06)