プロに聞く、生き生きEATS(イーツ)
元気と美味しいを求めて料理の達人が腕を振るう (23)
マンハッタンのチェルシーにある居酒屋&寿司レストランNorikoH。300席ある店内は日本でもお馴染みの居酒屋メニューのほか、バーカウンターでは焼酎を使用したカクテルなどを提供。別室では日本直送の鮮魚を使ったお任せコースを堪能することができる。コミュニティをサポートしてきた、チキン南蛮やハンバーグなど懐かしのお弁当は、手頃な価格で満足する味を楽しむことができると評判だ。今回は、NorikoHでシェフとして腕をふるう礒田直人さんに、人気の2品をご自宅で簡単に作れるレシピでご紹介いただきます。
■チキン南蛮
日本では宮崎県の郷土料理として欠かすことができない「チキン南蛮」。宮崎県に留まらず、日本全国へ普及、今ではニューヨークでも欠かすことができない人気料理。サクッと揚げた鶏肉に甘酢タレとタルタルソースをかけたチキン南蛮は、ご飯もお酒も進む人気の1品。
【作り方】
①鶏もも肉をフォークで両面穴をあける
②ジップロックに鶏肉、ニンニク、生姜、酒を入れ冷蔵庫で15分ほど寝かし下味をつける
※鶏肉を冷蔵庫で下味をつけている間に、甘酢タレ作り
③ケチャップ、調理酒、醤油、みりん、酢、砂糖、本だしをフライパンで温めたところに、水溶き片栗粉少々入れ、とろみをつけて完成。
④冷蔵庫から取り出した鶏肉の両面に軽く塩胡椒、片栗粉をつける
⑤家庭用のフライパンに鶏肉の3分の1位が浸かる量の油を入れ、油を温める。
⑥下味をつけた鶏肉を入れ、両面を中火で約10分揚げ焼きにする
⑦取り出した鶏肉を食べやすい大きさに切り、お皿に盛り付け、甘酢タレとタルタルソースをお好みの量をかけて完成。
材料
鶏もも 肉1枚
片栗粉 少々
すりおろしニンニク
大さじ1/2
すりおろし生姜
大さじ1/2
お酒 適量
ジップロック
甘酢だれ材料
ケチャップ 大さじ1
調理酒 大さじ2
醤油 大さじ2
みりん 大さじ2
酢 大さじ2
砂糖 大さじ1
本だし 小さじ1
水溶き片栗粉 少々
■たくあんを使った和風タルタルソース
日本でタルタルソースが発売された昭和40年代。日本人には馴染みのなかったピクルスの代わりに、日本 人の味覚に合わせて、たくあん等の漬物で作られていたタルタルソース。
チキン南蛮だけでなく、魚のフライ、サラダやサンドイッチなど、様々な料理でお召し上がりいただけます。
【作り方】
①たくあん、万能ネギ、玉ねぎをみじん切りにする
②ボールにゆで卵2個を入れ、フォークでつぶす
③たくあん、万能ネギ、玉ねぎ、マヨネーズを入れ、黒胡椒で味を整えて完成。
材料 4人分
ゆで卵 2個
万能ネギ 少々
たくあん 4切れ
玉ねぎ 1/4個
マヨネーズ 大さじ3
黒胡椒 適量
シェフ紹介:礒田直人
寿司職人の父を持ち、Jewel Bakoにて修行を積んだ後、Tori bei、Naruto Ramenでのマネージャー経験を経て、NorikoH にて日本人唯一のシェフを務める。
レストラン情報:NorikoH
43 W 24th St
New York, NY 10010
(646) 230-8191