接種状況や感染及び抗体検査履歴を証明するアプリ
アンドリュー・クオモNY州知事は3月26日、米国では初の試みとなる新型コロナウイルスのワクチン・パスポートを発行する計画を発表した。
同プログラム「エクセルシオール・パス」(エクセルシオールは、向上を意味するNY州の標語)は、ワクチン接種状況や感染および抗体検査の履歴を証明するアプリで、イベント参加やビジネスの場で利用できる。報道発表によると、同アプリは「モバイル搭乗券のように印刷またはスマートフォンにダウンロードでき、QRコードで感染状況を相手に提示できる」という。
マジソン・スクエア・ガーデンやオールバニーのタイムス・ユニオン・センターなどの大型施設では2日から同アプリを導入しており、今後は小規模の芸術、娯楽、イベント施設での使用を拡大していく。同州知事は「市民の健康かそれとも経済かという質問の答えは、両方とも重要であるということ。次々とニューヨーカーが接種を受けていき、今後数か月で市民の健康指標は順調に最低値に向かって減少していくだろう。エクセルシオール・パスは、配慮ある、科学に基づいたツールとして復興に導くだろう」と伝えている。同アプリの詳細、ダウンロードはepass.ny.govを参照する。