クイックUSAアメリカの人事部(37)

ワクチン接種を強制しますか?

 60%、39%、21%。それぞれ何の数字だろうか?

 www.pewresearch.orgが実施した調査によると、60%のアメリカに住む人はCOVID-19のワクチンを絶対打つ、あるいは恐らく打つと回答している。39%は打たないと回答している。そして、21%はもっと詳細の情報がそろわない限り、自分のワクチンに対する態度は変わらないと回答している。

 2020年12月16日に下記の動画で配信したようにEEOC(Equal Employment Opportunity Commission)はワクチン接種を従業員に強制することは可能と発表してる。https://www.youtube.com/watch?v=IZce2wZNhJs

 企業としてもワクチン接種のポリシー、ガイドラインを決定するタイミングになってきた。恐らく企業がとるべき選択肢は大きく分けて下記の3つが考えられる。

(1)職場で仕事をする場合はワクチンの接種を義務化

(2)ワクチン接種を奨励

(3)ワクチンに関する情報提供に留める

 従業員へのコミュニケーションはどのように行うべきか?

(1)職場で仕事をする場合はワクチンの接種を義務化

 ワクチン接種を義務とする場合は、従業員へのコミュニケーションに下記のような言葉を使うべきだろう。Must、Required、Necessary。例えば、Before returning the office, you must provide proof of vaccination to HR.

(2)ワクチン接種を奨励

 奨励をする場合は、下記のような言葉を使うべきだろう。Care、Concern、Community、Family。例えば、Give immunity a shot! Take care of yourself and your loved ones by getting vaccinated. というような案内が出来る。

(3)ワクチンに関する情報提供に留める

 従業員を教育するということに留める場合は、まず下記の言葉使わないことがポイント。Must、Required、Necessary、Mandatory。例えば、情報として提供するには下記のようなことを伝えることが考えられる。 Currently, the U.S. Food and Drug Administration has Provided emergency authorization to three different COVID-19 vaccines. All but one of the COVID-19 vaccines that are currently in Phase 3 clinical trials in the U.S. use two shots.

(Philosophy LLC  President 山口 憲和)

www.919usa.com