コロナで失業保険申請過去最高

連邦労働省が26日発表した今月21日までの週の新規失業保険申請件数は約328万3000件となり、前週より300万人増加した。1982年10月の過去最高69万5000件を大幅に上回る水準となった。ニューヨーク日本総領事館が26日発表した。(20:40)
詳細は次の通り。

【アメリカ経済】新規失業保険件数急増
・本3月26日に米労働省が発表した今月21日までの週の新規失業保険申請件数は約328万3千件となり、前週より300万人増加しました。1982年10月の過去最高69万5千件を大幅に上回る水準です。
・州別ではペンシルベニア37.9万件(対前週比36.3万件増)、オハイオ18.8万件(同18.1万件増)、ニュージャージー15.5万件(同14.6万件増)が絶対件数及び増加幅とも大きい州となっています。
・その他当館管轄州では、ニューヨーク8.0万件(同6.6万件増)、ウェストバージニア0.3万件(同0.3万件増)、デラウェア1.1万件(同1.0万件増)、プエルトリコ0.1万件(同0.0万件増)となっています。

【州政府等による措置等のポイント】
◎(NY州)クオモ州知事のメッセージ
本3月26日にクオモNY州知事が発信したメッセージの一部は以下の通りです。
・コロナ対策のための支出は増え、税収は増える中、連邦政府からの援助が重要である。
・引き続き感染が拡大している中、医療体制の拡充を急いでいる。先日、53000床あるベッドの50%の引き上げを約したが、これを100%の引き上げとできるよう、マンハッタンなどをはじめとして病院へ転用できる場所を調査中である。
・幸い、医療機関におけるマスクなどの個人用防護具(PPE)は確保できているが、人工呼吸器の調達を急いでいる。