『ジャパニーズ・スーパーフーズ』
食育インストラクター、レシピ開発、レストランのプロデュースなど食に関する事業を幅広く行うニューヨーク在住の料理家、小松平ゆみさんがこのほど、初のレシピ本『ジャパニーズ・スーパーフーズ』(タトル社)を出版、これを記念して1月28日、西53丁目のニューヨーク公立図書館でブックトークが行われた。
同書では昆布や鰹節、干し椎茸、各種乾物、和野菜、納豆、蕎麦、日本茶など日本の伝統的な食材の効能やレシピについて紹介。当日はその内容の一部をスライドを使って解説した。後半の質疑応答では、干し椎茸や昆布などを店で購入する際の「目利きの」ポイントについての質問が出たり、サイン会では「自宅で料理をする際は鰹節でだしをとっている」などといった参加者もいて、日本のだし文化に対する関心がニューヨーカーの間で高まっていることがうかがわれた。
1960年創業の海藻製造販売会社が実家で、2015年からは米国代表も務める小松平さん。「子供の頃から慣れ親しんだ和食のおいしさと効能を、これからもさまざまな機会を通して世界中の人に伝えていきたい」と話した。
小松平さんインスタグラム(K_seaweed)