SUSHI ANN
ニューヨークでは現在レストランの営業はアウトサイドのみとなっており、寒い日などは、換気をしながら暖房も欠かせないという悪戦苦闘の毎日が続いている。そんな中で寿司カウンターをアウトサイドに引っ張り出して板前が客の目の前で握る店も出てきた。
マンハッタン東51丁目のSUSHI ANNでは、マネージャーの鎌田エルさんがアップステートから買い求めてきたという一枚板のカウンターテーブルがアウトサイド小屋の中央にドカンとレイアウトされ、プラスチックボードで板前と仕切られた寿司カウンターに客が3人。足元のヒーターと天井の換気で気持ちよさそうに高橋紀之板長のおまかせを楽しんでいた。「ここ、いつもは車が通っている場所とは思えないね。ここで寿司デラックスとか言ったら怒られるよね」とお客さん達から笑いが起こった。
アウトサイドは完全個室が3部屋あり、予約に応じてその日のレイアウトを決める。
ニューヨーク市では昨年10月にレストランのカウンター席での接客が可能になったがすぐにアウトドアのみの規制となり、年明けから感染率が安定してきたことからクオモNY州知事がバレンタインデーから2日前倒しした12日から店内25%の営業再開を許可した。