クイーンズ区サニーサイドで
新春餅つき大会
1月2日、クイーンズ区サニーサイドで新春餅つき大会が開催された。主催は地元で人気の日本料理店「有吉」。今年で5回目を数える恒例の正月行事で、サニーサイドだけでなくマンハッタンから家族で訪れた人たちも含め参加者は150人を超えた。イベントは午後1時から始まり、ニューヨーク育英学園より貸与された臼杵を使って本格的な餅つき実演が計3回行われた。自分の身の丈ほどある大きな杵で一生懸命餅をつく子どもたち、それを暖かくサポートする保護者たち、木こりの斧のようにダイナミックに杵を振り下ろす巨漢のアメリカ人、元気よく声を掛け合う餅つき名人たちなど、未就学児童からシニア層まで、あらゆる文化背景を持った人々が参加を楽しんだ。つき方のスタイルこそ十人十色だが、思いはひとつ「粘るぞ、克つぞ、伸びるぞ!2022年」だ。
つき終わってうっすら汗ばんだ参加者は、その場でつきたてを頬張った。お餅は温かくて、お米の風味が立つ優しい食感で、縁起良く伸びた。磯部巻、あんこ、きなこ、納豆の4種はどれも同等に人気だった。(中村英雄、写真も)