オシャレ過ぎる生殖医療 明るい雰囲気で、なんか日本と違う!

 ニューヨーク在住3か月足らずの新鮮すぎる目線で、NYに生きる女性のための情報を発信していく!
 第1回目の今回は、「オシャレすぎる生殖医療」。日本で「生殖医療」と聞くと、不妊に悩む方々の選択肢の一つであり、医療の力をかりて妊娠を望むというイメージ。現在NY在住で、元々は日本の大企業で働いていたA子さんにお話を伺うと、独身の自分にはとても遠い世界の話で、日本で働いている時は興味もなかったと。しかし、NYへの転勤が決まり、34歳という妊娠のリミットを意識する年齢だったため、初めて卵子凍結という選択肢が頭に浮かんだという。看護師の友人に紹介され、都内でも有数の病院に行ってみたが、本気で不妊に悩む方々がもちろん多いため、なんだか院内の空気は重たく、この先に待っている施術が怖くなったという。一方、NYの生殖医療は進んでいると聞くことが多いが、実態はどうなのか。そのリサーチをしている際にインスタグラムにある広告が流れてきた。「Kind body」という名のクリニック。広告の内容は不妊治療や卵子凍結についてだが、インスタ映えする院内の装飾や実際の患者さんが笑顔で体験を報告するなど、なんだかとてもポップな様相。実際にユニオンスクエア近辺のクリニックの説明会に行ってみた。お洒落なソファーに座って、なんとシャンパンを飲みながら話を聞くことが出来る。女性が自分の未来のために前向きになれる空間がそこにあった。説明を聞くと施術は日本と変わらない。ただ、このラフに相談に行ける雰囲気や明るいテンションがNYなのだろう。(古瀬麻衣子/info-fresh.com