12月11日にスカンジナビアハウスで
日本を拠点に活動を続けている一般社団法人 TruBlue は12月11日(月)午後6時30分から、スカンジナビアハウス(パーク街58番地)で『SERI ~ひとつのいのち』のミュージカル舞台動画上映会(英語字幕付)を開催する。
ニューヨークで誕生した、目が見えず、話すこともできない少女「千璃(セリ)」を巡る実話をミュージカル化した作品で、昨年秋に東京と大阪で全16公演が上演された。原作から色々な視点の葛藤を抽出し、さまざまな立場の人にメッセージを届けようと試みた同作品への評価は非常に高く、再演を期待する声が多く寄せられている。そのなかで、まずこの作品を実話の舞台となったNYの皆様へ届けたい、そこから発信されるメッセージをまずNYの皆様に受け取っていただきたいという関係者の強い想いが重なりこの上映会が企画された。
同作品は、障害児を異国で育てる苦労、自身の心と身体との戦い、友人・家族との葛藤、娘・千璃の誕生にまつわる医療裁判、繰り返される娘の手術などが描かれる。原作「未完の贈り物」(2012年)には、母であり異国の地で働くキャリアウーマンとしての倉本美香の視点から手記の形で千璃を取り巻く8年間の話が綴られている。ミュージカル舞台化においては、その千璃自身が感じたであろう事に想像を巡らせ、千璃とその母・美香、父・丈晴の親子3人を通して、人と人が共感し共存するということの本質についてのメッセージがちりばめられている。出演は、山口乃々華、奥村佳恵、和田琢磨、植本純米、小林タカ鹿、樋口麻美、辰巳智秋、内田靖子、長尾純子、小早川俊輔。上演時間125分。司会進行はFCIキャスターの久下香織子さん。
入場料は30ドル〜(寄付)。申し込み・詳細はウェブサイトhttps://seri-ny-screening.peatix.com/を参照する。