侍JAZZは葉隠

東西文化の融合NYで披露

 ビッグバンドのスイングジャズと日本の武士道の葉隠や千利休の守破離の心を表現する殺陣を同時に披露するというユニークな試みの音楽と演技を組み合わせたパフォーマンスが16日午後、マンハッタン・チェルシー地区の教会で開催された。宮城道雄の「春の海」をニューヨーク在住の音楽家、宮嶋みぎわがアレンジ、オリジナル曲の「カラフル」、今回のために書き下ろした「切り拓く者」「侍ジャズブルース」など5曲を自身がバンドリーダーを務めるビッグバンド侍ジャズオーケストラが演奏した。

 殺陣指導者の香純恭率いる波涛流NYの弟子たちが緊迫感ある殺陣を演じた。

 制作企画は、執筆家の後藤緑が担当。当日は80人近い観客が東西文化の融合を楽しんだ。開催はNY市芸術助成金ほかハンター大、五絆ソサエティー、マウント富士レストラン、NY日本総領事館が協力した。