今年で第13回目となる風の環コンサートは初めてニューヨークを離れ、11月5日(木)午後7時から宮城県仙台市の仙台銀行ホール・イズミティ21小ホールで開催されると発表された。出演はニューヨークから田村麻子さん(ソプラノ)、門間信樹さん(バリトン)と、バイオリンの大曲翔さん率いる風の環室内アンサンブル。特別参加は仙台出身でボストン在住の作曲家・ピアニストの秩父英里さん、さらに東北大学男声合唱団OB有志のほか、風の環少年少女合唱団がビデオ出演する。コンサートはNYを舞台にした親しみのある音楽をメインに演奏し、日本国内のほかアメリカやスペインにもライブ配信される。入場料の一部はNYの医療従事者や高齢者施設などの支援活動を行うNYライオンズクラブに届けられる。
ニューヨークのNPO法人「9・11風の環メモリアルコンサート」と日系混声合唱団ジャパン・コーラル・ハーモニー「とも」は2001年の米同時多発テロの犠牲者を追悼するコンサートを毎年9月に開催してきた。2011年からは東日本大震災の犠牲者追悼・被災地支援を併せてチャリティコンサートを行っている。今年は新型コロナウイルスの感染拡大によりNYでの開催が事実上不可能なため、仙台市に拠点を持つハポン・ハセクラ後援会との共催により「ニューヨークの風」と題してコンサートを開催する。
入場料は3000円。問い合わせはEメール info@japon-hasekura.com まで。有料でのリモートライブ配信予定。チケット・詳細はウェブサイト https://circlewind.peatix.com/ を参照。