NYに滑田鬼剣舞 米国で初公演

9月20日マンハッタンで民舞座が主催

 日本各地に伝承される踊りを研究しニューヨークで日本の伝統的な民族舞踊を紹介する「民舞座ーThe Japanese Folk Dance Institute of New York」が主催する、岩手県北上市地区の郷土芸能、滑田鬼剣舞(なめしだおにけんばい)のニューヨーク公演「DEMON SWORD DANCE」が、9月20日(金)午後7時30分からマンハッタンにある The Sheen Center for Thought & Culture(ブリーカー通り18番地)で開催される。 

 日本で千年の伝統を持つ「鬼剣舞」は岩手県内の念仏踊の中で最も知られている芸能で、いくつかある流派の一つである滑田鬼剣舞は、1897年に創始され125年の歴史をもつ。1901年に秘伝書伝授し、1993年12月には国の重要無形民俗文化財に指定、そして2022年11月30日には「風流踊」としてユネスコ無形文化遺産登録となった。踊りの勇壮さ、動きの美しさ、衣装、面など、すべてプロの舞踊家でない人々によって民間伝承されてきたものであり、今回の公演ではその素晴らしさをニューヨーカーに紹介し、日本の伝統文化に興味を持ってもらうきっかけ作りの場を提供する。初の米国公演となり、民舞座との共演でニューヨークから世界に向けて鬼剣舞と日本文化を発信する。 

 入場料は大人30ドル、子供・学生・シニアは20ドル。チケット・詳細はウェブサイト https://www.sheencenter.org/ を参照。