落語や朗読劇オンラインで
28日から有料配信 RAKUGO
ニューヨーク在住の落語家、三代目 柳家東三楼が発展的な落語の取り組として、オンラインコンテンツ「柳家東三楼の会 秋」を制作し、28日(月)から有料配信する。東三楼は1999年から落語家として活動開始。2016年、文化庁芸術祭新人賞他を受賞し、若手のホープとして活躍。米国アーティストビザを取得して2018年ニューヨークへ移住し、活動の拠点を世界に広げている。現在は、英語と日本語で「世界にRAKUGO」を広げることをライフワークとして、全米50州での公演を目標に掲げ活動中。
柳家東三楼の会は、自身の芸の向上のために年4 回、季節ごとに独演会を開催。2016年の秋の会は、文化庁芸術祭大衆芸能部門で新人賞。ニューヨークに移住後に同公演を「全米50 州ツアー」の幕開けとして位置づけ、マンハッタンの日系人会で稽古も重ねていたがコロナ禍で全米ツアーは延期に。そんな中、文化庁の支援事業が発表され、新しい落語会として今回の「柳家東三楼の会 秋」実現となった。
コンテンツは東京とNYで事前収録された落語や朗読劇のオンライン配信。日本語・英語の字幕付きにすることで海外の観客が落語に親しむ機会を与え、さらには落語を世界に広める。演目は浪曲「柳家東三楼 反省記」/ 出演・玉川太福(2週間限定)、古典落語「幾代餅」/出演・柳家東三楼、落語朗読劇「お見立てな五人廻し」/出演・南沢奈央、演劇ユニット「ハレとケ」メンバー、吉橋航也(東京乾電池)、英語落語「I Love Ramen」 / 出演・柳家東三楼、ピアノ演奏・海野雅威。
新作の英語落語「I Love Ramen」は、今配信だけでなく、全米50州ツアーなどでの公演で頻繁に演じる予定だ。ラーメン文化の楽しみをRAKUGO とコメディで表現することで、北米のみならず英語圏でのラーメン、日本食文化のさらなる拡大を目指す作品。
東三楼は「ニューヨークに移住して1年が経ちました。ロックダウンも経験し、改めてニューヨークの強さを実感しています。落語を世界のRAKUGOへ、と今後も活動して参ります。応援どうぞ宜しくお願い申し上げます」と話している。
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配信開始日・9月28日(月)。観賞料・日本国内2000円、米国20ドル。予約申し込みはEメール tozaburo.rsv@gmail.com