米国での放射能汚染

知られざる物語描く

全米16か所で公開、NYは19、20日

伊東監督

 アメリカにおける放射能汚染についてのドキュメンタリー映画『サイレントフォールアウト』のアメリカ上映ツアーが開催され、全米16か所にて公開される。ニューヨーク公演は7月19日(金)と20日(土)の2日間にわたり上映される。会場は、19日(金)が午後6時30分からウエストチェスターにある Quaker Meeting Purchase(4455 Purchase St., West Harrison)にて、20 日(土)は午後2時からマンハッタンにあるAnthroposophical Society NY branch(西15丁目138番地)にて上映。

 『サイレントフォールアウト』は2023年製作、76分。伊東英朗監督が、米国における放射能汚染の蔓延と、それに立ち向かった母親たちの知られざる物語を描いた衝撃的なドキュメンタリーで、核兵器を手に入れるために行った実験によりアメリカ大陸の広範囲の放射能汚染と、国民が被曝させられている事実を伝えようとしている。ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下から80年を迎える2025年の前に、「核兵器開発によって米大陸全域が放射能汚染した事実」を日本人として伝え、核兵器の真の意味を問う。ナレーションは加藤登紀子(日本語版)、アレック・ボールドウィン(英語版)。公開以来、全国150か所以上で上映会が行われ、世界26の国際映画祭で正式上映、受賞をするなど国内外で反響を呼んでいる。入場無料。事前申し込みはwww.eventbrite.comから。詳細はウェブサイトhttps://us.fallout22.comを参照。