14か月ぶり、NYらしい音楽の復活
新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年以上休止していたミュージシャンに地下鉄構内での演奏機会を提供する都市交通局(MTA)の「ミュージック・アンダー・ニューヨーク(MUNY)」が、4日再開した。
再開初日には、日本人を含むミュージシャンたちがグランドセントラル駅やポート・オーソリティ・バスターミナルなどで、ギターやバイオリン、トランペットなどを演奏し、多くの利用者たちがニューヨークらしい音の復帰を歓迎した。NYCトランジット・オーソリティのデメトリウス・クリッチロウ執行副社長は「おそらくほぼすべての地下鉄利用者たちが、MUNYのパフォーマーの美しさ、パワー、喜びの表現に足を止めたことがあるだろう。音楽は毎日、何百万人もの乗客の計り知れない喜びと刺激の源となっている」と話している。パンデミック前は、同プログラムに登録しているアーティストたちが年間、音楽パフォーマンス350回、そのほかのパフォーマンス1万2000回行っていた。