村井雄(むらい・ゆう)が演出する現代演劇「あしたの魔女ョー 〜或いはロッキーマクベス〜」が15日(水)から 18日(土)まで全5回、ジャパン・ソサエティー(JS=東47丁目333番地)で上演される。北米初演となる。
「ロミオとジュリエット」「リア王」「桜の園」など西洋の古典劇を大胆にアレンジすることで「笑い」を核にした実験演劇を創り続ける戯曲家・演出家の村井と、村井率いるKPR/開幕ペナントレースによる「マクベス」を題材にした現代演劇作品。
マクベスで重要な役割を果たす3人の魔女と1960〜70年代に一世を風靡した漫画『あしたのジョー』をダジャレにとり、チャンピオンを目指してボクシングリングに立つボクサーの欲望とマクベスの王位への欲望を重ね、王位に就く運命だという魔女の予言を信じて邪魔な相手をリングに沈めるマクベスを描く。舞台上にボクシングリングを特設し、観客は舞台上にしつらえた観客席からリングを囲むようにして鑑賞する。
上演スケジュールは15日(水)と16日(木)が午後7時30分から、17日(金)午後8時30分から、18日(土)午後2時30分と8時30分から。
入場料は一般28ドル、JS会員は20ドル。初回公演(15日)入場者は公演後のレセプションに参加できる。
購入は電話212・715・1258、またはオンラインから購入できる。詳細はウェブサイトwww.japansociety.orgを参照。