「アヴちゃん最高」
ソニーホールで単独ライブ
日本の3人組人気バンド女王蜂が4月2日夜、「QUEEN BEE LIVE「01」IN NEW YORK」と題し、マンハッタンにあるソニーホールで単独ライヴを行った。
女王蜂は2009年、結成。メンバーはボーカルのアヴちゃん、ベースのやしちゃん、ギターのひばりくんの3人。ライヴはドラムとキーボードのサポートメンバー2人を加えて行われた。
楽曲は人気アニメに数多く起用されており、「チェンソーマン」のエンディング主題歌「バイオレンス」、「どろろ」のオープニングテーマ「火炎」、アニメ「東京喰種トーキョーグール」の「HALF」や「イントロダクション」などが次々に披露されて会場は興奮のるつぼに。途中、「ハイになんてなりたくない」で、アヴちゃんが一度ステージを去り、衣装を変えて再登場する場面も。
後半も次々に曲を繰り出し、アニメ「【推しの子】」エンディング主題歌「メフィスト」では、ペンライトが会場で揺れ盛り上がりは最高潮に。最後は、アニメ「アンデッドアンラック」のオープニングテーマ「01」で締めた。
MCもなく「ありがとう」「サンキュー」のみしか喋らないアヴちゃんだが、演奏だけで、楽しんでもらうという姿勢を感じさせるステージだった。
ライヴ後、ある2人の日本人女性は「すべて最高でした」「アヴちゃん最高」との声。ある中国人は「アニメで知ったけど、すごく楽しめた」と語っていた。
女王蜂の米国でのライブは昨年4月のシアトルとロサンゼルス以来で、今回は3月29日にアニメ・ボストンでのライヴを終えたのちNY公演を行った。4月20日には結成15周年記念単独公演を国立代々木競技場第一体育館で行う。
ライヴ後、アヴちゃん談話
ー今日のライヴはどうでしたか。
東京と似ているなと思いました。見ているだけじゃなくて、音楽わかっているよ、さあ踊るよという姿勢を感じました。でも東京よりももっといろいろな人種の方達が来ていらして、ここでライヴできたことが嬉しいです。
ーニューヨークを意識して演奏曲目とか変えたのでしょうか。
特にニューヨークだからと変えてはいないです。そういうことで本質は伝わらないと思ったので、ニューヨークをもてなしに来たんじゃなく、ライヴしに来ただけです。
(武末幸繁)