チェルシーでオープニング展
新しいコンテンポラリーアートのギャラリー、GOCA by Garde (西23丁目515番地)が1月30日にチェルシー地区のハイラインの真下にオープンした。オープニング展は、現代日本のネオポップジャンルを牽引する若手アーティストの一人である奥田雄太による最新シリーズ「花」、英語タイトル「KAN-SHA BOUQUETS!」。オープニングセレモニーが同日午後6時から午後9時まで開催された。同ギャラリーは、インテリアデザインやコンサルティングなどトータルサービスをグローバル展開するGARDEが、創業40周年を記念し、初のニューヨークギャラリーを開業したもの。今後、 2万4000平方フィートのスペースにこれまで米国で紹介されていない日本やアジアのアーティストを中心に、絵画、彫刻、陶芸など多彩な作品を展示予定。来米したGARDEの室賢治社長は「アジアの若手アーティストの世界に対する出口みたいなギャラリーにしたい。ここを起点にグローバルに活躍できるアーティストを世界に紹介したい」と語る。奥田は「パンデミックの時に一度NYで個展をしたことがあるが、人が出歩かない時期だったため、作品を見てもらえる機会が少なかった。今回はとにかく見てもらいたいという感謝の気持ちで花束をテーマに作品を作った。無くなったものをカウントするより、今あるものに感謝したい。自分が前を向くと後ろを見ている人がより見えてくるんです」と話した。 (三浦)
(写真)作品の前に立つ奥田(右)と室社長