グランド・セントラル・マジソン駅
ロングアイランド鉄道乗り入れ
ロングアイランド鉄道(LIRR)がマンハッタンの東側に乗り入れ、マンハッタン史上最大、最長、最高額のメガプロジェクトの1つであるグランド・セントラル・マジソン駅が1月25日に開業した。
75万平方フィートのターミナルはグランド・セントラルの地下17階に位置し、LIRRの列車の輸送能力を40%増加させる予定。列車は週末と平日の昼間の時間帯に両方向で30分ごとにミッドタウンからロングアイランド便が運行される。
LIRRのグランド・セントラル駅への乗り入れは、MTAが発足する以前、1960年代初頭に交通関係者から提案された。90年代から本格的な計画が始まり、2000年代には建設が始まったが、工事の遅れ、多額のコスト超過でプロジェクトの最終的なコストは116億ドルと、当初見積もりの3倍近くに膨れ上がった。グランド・セントラル駅地下からマジソン街に沿って設置された地下通路には草間彌生のカラフルな壁画も設置され、利用者の目を楽しませている。(写真・三浦良一)