３月20日から21日まで
トルコ人が100年前の恩返し
ＮＰＯ法人「エルトゥールルが世界を救う」は３月20日(日)午前3時から21日(月)午前２時59分（米東部時間）までの時間帯で、映画「海難１８９０」をＮＹプレミアで無料配信する。米国かカナダ国内にいればどこからでも鑑賞可能。音声は日本語、トルコ語、英語で英語字幕が使用される。
同作品は日本トルコ友好１２５周年を記念し２０１５年、両国合作で作られた。「１８９０年のエルトゥールル号海難事故編」と「１９８５年テヘラン邦人救出劇編」の2つのエピソードで構成されている。１８９０年、トルコ帝国の親善使節団を乗せたエルトゥールル号が和歌山県串本町沖にて台風により座礁し大破。海に投げ出された乗務員５００名以上が死亡した中、地元住民がなんとか生き残った乗務員を救おうと懸命に救助活動を行う。時を経て１９８５年、イラン・イラク戦争中、日本人は中東から脱出避難しなければいけない中、政府は危機的状況を理由に救出を断念、海外在留邦人がテヘランに取り残されてしまった。テヘランに残った邦人は３００人以上。トルコ人たちは１００年前に日本人が示してくれた真心を思い出し、邦人救出のために無償で救援機を飛ばした。
同映画は２０１６年に行われた第39回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞はじめとする10部門で優秀賞を受賞。監督は『田中光敏、キャストは内野聖陽、忽那汐里、ケナン・エジェら。映画視聴の詳細は上記リンク参照。（眞々田）
映画視聴のウェブサイト http://www.kainan1890.com/
