【編集後記】 みなさん、こんにちは。エリザベス女王が9月8日に96歳で死去しました。19日には国葬が行われ、日本からは天皇皇后両陛下がご出席されます。20日から国連総会のためにニューヨークに来る予定の岸田首相は、女王が崩御された翌9日は外務省を通じてお悔やみの言葉を発表していますが、色々なことが脳裏を過った一週間だったのではないでしょうか。22日には、東京で、安倍元総理の国葬儀(国葬)が日本国内賛否両論別れる中で16億円の国費をかけて行われる予定で、岸田首相が国連総会のスケジュールの都合で国葬に欠席するというわけにもいかないでしょうし、本当に日程調整でギリギリの綱渡りをした一週間だったのではないかと他人事ながらハラハラとしていました。思えば、昨年の今頃は、ニューヨークも世界中もコロナ一辺倒で、まさかロシアがウクライナに軍事侵攻するなんて思いもよりませんでした。国連は色々な決議をいっぱいましたが、この戦争をやめさせる決議は、拒否権を持つロシアとその肩を持つ中国がことごとく世界を敵にまわして反対し、終わらせることはできませんでした。むしろ戦争はエスカレートしています。16日には国連で国連総会に先立ち平和の鐘が鳴らされます。グテーレス国連事務総長はどんな思いで鐘を打つのでしょうか。鐘の音はどのように世界に響くのでしょうか。激動の1年、秋の章の始まりです。それでは、みなさん、よい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)