編集後記 4月20日号

【編集後記】

みなさん、こんにちは。昨年10月24日の交通事故から入院・治療中の日本クラブ総料理長・安陵秀樹さんが、4月16日の早朝(15日の深夜)の日航機で帰国しました(本紙5面に記事と写真)。今後は日本でのリハビリテーションに励むことになります。安陵さんは事故以降46日間意識が戻らず、非常に厳しい状態から奇跡的とも言える回復を果たしました。現在は食事もほぼ問題ない状態になり、車椅子での移動の訓練や、手足、発声のトレーニングを続けています。今後は治療の環境や費用の点も考慮し、飛行機での移動が可能になったため、日本に拠点を移してリハビリを続ける事になったものです。事故以来、奥様の小織さんによる1日も休まない献身的な世話もあり、やっと帰国ができる運びとなりました。安陵総料理長は伏見工業高(テレビドラマ「スクール・ウォーズ」の元となったラグビー名門高)の出身で、当地の社会人ラグビー同好会ニューヨーク・オール・ジャパンの古参メンバー。支援発起人の同ラグビー同好会(菅沼俊哉会長)ら当地でのラグビー仲間とその家族たちの絶大な応援がありました。安陵氏と小織さんは「皆様の暖かい応援、ご寄付を頂戴し、本当にありがとうございます。来年の今頃には回復し、再びニューヨークを訪れて、お世話になった皆様にお礼を言う事ができるようにリハビリに励みます。本当にありがとうございます」と本紙にコメントを寄せてくださいました。安陵さんは17日伊丹空港に無事到着しました。コロナ禍でもNY日本総領事館、日本クラブやNY日本商工会議所が協力して実施したニューヨーク警察や医療従事者へのお弁当プロジェクトを陣頭指揮して莫大な数の弁当を作り続けた安陵さん。ラガーマンの不屈の闘志と根性と家族と仲間達の愛に支えられてまたニューヨークに元気に戻って来てください。NYの日系社会みんなでお待ちしてます。ガンバ安陵さん!!それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)