今回の選挙に関してトランプが勝つ理由と背景を色々と列挙してきましたが、ハリスが負ける理由は書いてきませんでした。それは大きく3つありました。 1つはガザの大虐殺を目の当たりにした4000万人Z世代と620万人アラブ系 […]
カテゴリー: 視座点描
わるく育つと鬼になり
レイモンド・チャンドラーが造形した私立探偵フィリップ・マーロウが『プレイバック』の中で「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」と言ったことを、つまりは「気は優しくて力持ち」の足柄山の金太郎の […]
「トランプ推し」の背景
トランプ支持の急先鋒イーロン・マスクの個人資産は1950億㌦。アマゾンのジェフ・ベゾスは1940億㌦でフェイスブックのザッカーバーグも1770億㌦です。世界長者トップはフランスのモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの会長ベル […]
ここに来てまだ予測不能
誰が見ても上出来だった討論会のカマラ・ハリスでしたが、両者の支持率の変化はほぼなく、州によっては逆にトランプが伸びたりと、つまりはトランプvs反トランプのこの選挙、有権者の心づもりはほぼもう動かないのでしょう。反トラン […]
「ほぼトラ」回避の唯一の道
2年前の安倍元首相暗殺事件のおぞましい記憶がよぎりました。しかしこちらは悲劇が回避されました。生還はそれこそ神様のおかげとばかりにキリスト教保守派などの支持層はさらに勢いづき、これで「トランプ返り咲きは固い」と株価は急 […]
ブリキの兵隊、再び
「ブリキの兵隊とニクソンがやってきて」で始まり「オハイオで4人が死んだ」で終わるニール・ヤングの『オハイオ』は、1970年5月4日、オハイオの名門ケント州立大学でベトナム反戦集会の学生たちに州兵が発砲し、4人が死亡した […]
さようなら、デイビッド
シェフと顧客の関係を離れ、個人的にデイビッド・ブーレイに出会ったのは9・11の数週間後、やっと現場周辺の取材が解禁された時だった。 トライベッカの彼のレストラン「ブーレイ」は世界貿易センターから7ブロック北の封鎖地域 […]
大統領選に残る「変数」
唯一の可能性だったニューハンプシャー州で”肉薄”までいかなかったことで、ニッキー・ヘイリーの芽はほぼなくなりました。次の6日のネバダや自身が州知事を務めたサウスカロライナの予備選が24日に控えますが、そこでも知事時代に […]
元警察官に有罪評決
ジョージ・フロイドさん殺人事件 民主主義の未来 「私たちはまた息ができるようになった」とジョージ・フロイドの弟がコメントしました。「息ができない」と言いながら殺された兄への言葉です。3週間の公判の2日間10時間の評議の […]
クーデターの衝撃
連邦議事堂突入事件で世論の風向きは完全に変わりました。民主制度の象徴たる議会を冒涜する映像は多くのトランプ支持者の目をも覚まさせました。この期に及んでもなおトランプを支持すると言う人間は、あれは左派アンティファの仕業だ […]
陰謀論世界
いわゆる「陰謀論」にハマる人たちが一様に口にしたのは「自分でリサーチしてわかった」「インヴェスティゲートしたらこうだった」という半ば決まり文句でした。でもそれは、さらに聞いてみると「YouTubeで見つけた新事実」だっ […]
トランプは負けた
トランプが敗北を認めないまま政権移譲作業が進んでいません。「不正があった」と言う彼を妄信する支持者たちは首都に繰り出して気勢を揚げますが、さまざまな州でトランプ陣営の訴えが次々と退けられていること、あると言う証拠が一向 […]