アメリカ、とりわけニューヨークの視点から見ていると、今回の東京都知事選に関しては様々な違和感を感じざるを得ない。勿論、一方的に批判してみても意味はないわけだが、国が違うので仕方がないと突き放して終わるとも思えない。その […]
カテゴリー: あめりか時評閑話休題
オーバーツーリズム批判と文化摩擦
日本への訪日外国人(インバウンド)観光客の数は、既にコロナ禍前のペースを上回っている。2024年に入って3月には、初めて単月で300万人の大台に乗せ、4月もこれに続いている。この勢いだと、2024年は年間で3500万人 […]
ガザ攻撃反対の学生運動をどう考えるか?
マンハッタンの北、ハーレムに隣接しているコロンビア大学のキャンパスは、かねてよりガザ問題における両派が対立する中で、学生のデモが激化していた。イスラエルのガザ攻撃の激化、とりわけラファ攻撃が逼迫する中で攻撃への反対派の […]
環境の変化に晒される在外日本語教育
私事にわたり恐縮だが、1997年以来在外の日本語教育に関わって27年になる。多くの優れた生徒たちに支えられて続けてきた一方で、近年は日本語教育を取り囲む環境の変化を痛感している。ちょうど4月を迎え、企業派遣の家庭の中に […]
日本の政治家の地位はどうして低いのか
自民党における裏金の問題で、政治倫理審査会が開かれたが疑惑の当人たちは関与を否定。自ら出席を決断した岸田総理も、事件の構造に切り込むことはなかった。結局のところは、一部の政治家が立件された以外は、会計責任者が罪をかぶる […]
日米の政局、いずれも複雑で一寸先は闇
まず日本の政局だが、迷走がどんどん深まっている。一連の政治資金問題では、立件された政治家は少ない一方、安倍派、二階派、岸田派が解散するという意外な展開となった。岸田総理の人気は依然として低いが、率先して派閥解散を行った […]
次元の異なる災害、能登半島地震を考える
1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年の熊本震災と比較すると、今回の能登半島地震は災害として全く次元が異なる。もっと言えば、あらゆる点で過去の災害と異なっており、救助にしても復興にしても全く異 […]
岸田政権の行き詰まり、問題は停滞感
各メディアの世論調査で、岸田内閣の支持率が大きく下がっている。30%とか、調査によっては26%台などという数字もある。下落の勢いが止まらない中では、20%割れという予想すら横行する始末だ。総理としては「あわよくば年内に […]
過疎化に耐えられない地方をどうする
日本では地方の過疎化がより深刻化している。例えば、全国的にバス運転手の不足が問題となっており、続々とバスの便数削減やバス会社が丸ごと廃業という事例も出てきた。このバスの問題は、大都市部でも同じような問題に直面しているこ […]
外資の介入なければ動かない日本社会
9月1日付で百貨店の西武・そごうは、セブン&アイから米投資ファンドのフォートレス・インベストメントGに売却された。西武百貨店とそごうは、2009年に持株会社と3社合併してセブン&アイ(ヨーカドーとセブンイレブンを含む企 […]
増えつつある学部段階のアメリカ留学
2000年前後までは、日本人のアメリカ留学は大学院段階が主であった。このトレンドに変化が出てきている。契機となったのは、2018年に起きた「御三家ショック」だ。東京の中高一貫校の中で、特に東京大学への合格者を多く出して […]
アファーマティブ・アクション違憲判決、日本人への影響
連邦最高裁は、ついにアファーマティブ・アクションについて違憲判断を行った。これによって、大学が入学選考にあたってアフリカ系やヒスパニック系の学生を、明らかに優遇することはできなくなった。ちなみに、各大学の名誉のために確 […]