編集後記 1月12日号

みなさん、こんにちは。新年最初のレギュラー号が出ました。あらためまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。さてメキシコ国境の壁建設予算をめぐる与野党対立で連邦政府機関の一部が閉鎖となっている問題で4日、トランプ大統領は民主党のペロシ下院議長やシューマー上院院内総務に対し、予算案に壁建設費が盛り込まれない限り、「閉鎖は何か月どころか何年でも続くことになる」と言い渡したことを明らかにしました。また昨日の議会代表と大統領との協議でペロシ下院議長が国境の壁建設に反対するとトランプ大統領は机を叩いて「バイバイ」といって会議室をそそくさと出てしまったニュースが米国の新聞やテレビで大きく報じられていました。ニューヨーク地区でも国立公園は開いているけれどもトイレが使えないとか、ゴミの回収もないなどの影響がでいます。年末から年始にかけて政府機関がシャットダウンしたことで全米80万人の公務員の給与支払いも滞っている状態。今週号1面のニュースと4面の武藤さんの視座点描で解説しています。在米邦人としては、移民局のビザ認可処理の実務にどの程度の影響がでてきているか心配です。転勤でビザが下りるのを待っている人や、面接の予定に変更などがでていないか。市民生活にも影響がでてこないか、生活の問題として引き続き注目していきたいと思います。それでは、みなさんよい週末を。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)

全面閉鎖回避か NY地下鉄Lライン工事

クオモ知事が代案

現行計画 配線全面刷新

 クオモ・ニューヨーク州知事は3日、トンネル修復工事のため4月より15か月間、運行を停止をするとしていた地下鉄L線について、全面閉鎖はしない方法で工事を行うと発表した。

自由な作風、笠間焼NY展

日本ギャラリーで31日から開催人間国宝の松井康成と現代作家

2月27日まで 入場無料

 日本クラブは人間国宝の松井康成と現代陶芸作家の大貫博之、戸田浩二、額賀章夫の作品展示会「自由な作風 笠間焼」を31日(木)から2月27日(水)まで、日本ギャラリー(西57丁目145番地7階)で開催する。

社会の理不尽と共に闘って31年

社会活動家 エレノア・バッチェルダーさん 大野富美子さん

 「共に31年」。こう記したプラカードを持って昨年夏、クイーンズのゲイ・プライド・パレードに参加した女性二人。

外食しながら聞き耳も

岡田 育・著 岡田 育・著

  この本は、日本国内の飲食店や現在、著者が住んでいるニューヨークなど海外で外食をしながら隣席の客の会話に聞き耳を立てて、妄想をふくらませるというエッセイ集だ。

Distant Islands NY日系人社会の 草創期を紹介する

Distant Islands:
Early History of Japanese Immigrants to New York 1976-1930s

Written by Daniel H.Inoue
Published by University Press of Colorado

 3年前からコロンビア大学で教鞭をとる気鋭の歴史学者、ダニエル・H・イノウエがニューヨーク日系人社会の草創期に焦点を当てた『Distant Islands: Early History of Japanese Immigrants to New York1876-1930s』を出版した。

バンゾーン 郡立公園に期間限定のスケートリンク

 イベント会場や動物園、スポーツ施設、ハイキングコースなど、年を通じて州民の憩いの場となっているパラマスのバン・ゾーン郡立公園では元日まで冬のイベント「ウィンターワンダーランド」が開催されていたが、同会場に設置されていた期間限定のスケートリンクは、2月24日まで延長して毎日営業中。

新年賀詞名刺交換会

総領事館主催・日系3団体共催
日本クラブで新春祝う

 ニューヨーク日本総領事館主催、ニューヨーク日本商工会議所、ニューヨーク日系人会、日本クラブの日系3団体共催による新年賀詞名刺交換会が9日昼、日本クラブで開かれ、日系企業の代表ら約250人余りが参加した。