ショップNY生活、8月から新事業

社告・日本の高品質商品に特化した販売サイト

 「週刊NY生活」を発行するニューヨーク生活プレス社は、さまざまな日本製高品質商品を米国で輸入販売するリネンツリーインクの協力を得て、8月から新事業のショッピングサイト「ショップNY生活」を立ち上げた。

 週刊NY生活紙上で今までに記事紹介してきた企業の商品を中心に、「アメリカの大量生産品では感じることができない、日本の高い技術力を駆使して作られた、唯一無二の高品質商品」というコンセプトに特化し厳選された商品を扱う。顧客は、同サイト内で直接、または出店企業の米国向け販売サイトに飛んで商品を購入できる。 同サイトのURLは、https://shopnyseikatsu.com/

ジャパン・カッツ再開

JSの日本映画祭

長短計38作品を上映

 ジャパン・ソサエティー(JS:東47丁目333番地)は8月20日(金)から9月2日(木)まで、北米最大の日本映画祭、第15回「ジャパン・カッツ」を開催する。今年は長編26本と短編12本の計38作品をオンライン配信・JS内劇場上映のハイブリッド形式で上映する。

 映画祭初日の20日(金)は松本壮史監督の『サマーフィルムにのって』を米国初公開プレミア上映。センターピース作品はベネチア国際映画祭で銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞した黒沢清監督の『スパイの妻』をニューヨークプレミア上映し、主演の蒼井優さんには今年度の「CUT ABOVE賞」がオンラインにて贈呈される。(写真上:『スパイの妻』© 2020 NHK, NEP, Incline, C&I)

『サマーフィルムにのって』© 2020 “It’s a Summer Film!” Production Committee

 昨年から導入されたネクストジェネレーション・コンペティション部門では、次世代の若手監督が自主制作した長編作品6本をオンラインにて上映。この映画祭で唯一の審査部門である同部門では、業界関係者からなる審査員により、最も優れた作品に「大林賞」が授与される。また、昨年の大林賞受賞者アンシュル・チョウハン氏はCOVID-19をテーマにした短編映画『Leo’s Return』をワールドプレミア上映。オンライン・ショート・ショーケース部門では、豊田利晃監督の短編映画『全員切腹』を上映する。そのほか、三池崇史監督『妖怪大戦争ガーディアンズ』、吉田大八監督『騙し絵の牙』、横浜聡子監督『いとみち』など。

 入場料は一般15ドル、会員10ドル(チケット販売開始は会員が8月10日、一般が16日から。オンライン視聴は2〜10ドル、オールアクセスパス69ドル)。上映作品・スケジュールなど詳細はウェブサイトhttps://www.japansociety.orgを参照。

知事のセクハラ認定

弾劾含め辞任要求殺到

NY州司法長官

 ニューヨーク州のジェームズ司法長官は3日、クオモNY州知事が退職者を含む州職員ら11人の女性に日常的にセクハラをしたと認定する捜査報告書を発表した。116ページにわたるレポートでは、クオモ氏が複数の女性に対して不適切に触ったり、無理やりキスしたり、抱き締めたりするとともに、不適切なコメントをするなどのセクハラをしていたという赤裸々な証言が明るみに出た。

 公表直後から辞任を求める声が高まり、州議会での弾劾手続きが勢いを増す可能性があり、長年の政治的盟友であったバイデン大統領も、クオモ知事を今回はかばうことなく辞任を勧める発言をした。

 これに対し、クオモ知事は、「誰に対しても不適切に触ったり、性的に誘ったりしたことは一切ない」と述べ、報告書が正しい内容ではないと反論し、辞任を否定したが、弾劾裁判や刑事告発にも進む可能性があり、来年秋の知事選を待たず知事の座を追われるのは時間の問題と見られる。同知事はは2011年に就任し、現在3期目。昨年春の新型コロナウイルスの感染拡大初期の記者会見が連日全米に報じられ、知名度を高めた。

市内25か所で無料ワクチン

12歳以上すべての人に夏期特別会場で

衛生局の協力で今月13日まで

 12歳以上のすべてのニューヨーカーが無料のCOVID-19ワクチンを接種できるようになったことを受け今月13日(金)まで、NY市衛生局との協力により一部の学校において、12〜17歳対象のワクチン接種が市内25か所の夏季特設会場にて実施されている。同会場では、生徒や友人、家族も一緒にワクチンが接種できる。米国滞在資格やソーシャルセキュリティ番号、健康保険は必要ないが、年齢を確認するための本人確認用身分証明書が必要。12〜15歳及びすべての未成年者は、保護者または保護者から委任された成人が接種会場に同行する。


 会場は次の通り。各会場とも時間は午前9時から午後4時まで。

8月6日(金)Benjamin N. Cardozo High School (57-00 223rd Street, Queens)、Park West High School(525 West 50th Street, Manhattan)。

9日(月)Sunset Park High School (153 35th Street, Brooklyn)、Adlai E. Stevenson Educational Campus (1980 Lafayette Avenue, Brooklyn)。

10日(火)John Bowne High School (63-25 Main Street, Queens)、New Dorp High School(465 New Dorp Lane, Staten Island)。

11日(水)City-As-School (250 West Houston Street, Manhattan)、James Madison High School (3787 Bedford Avenue, Brooklyn)。

詳細はhttps://www.schools.nyc.gov/school-life/health-and-wellness/coronavirus-update

情報元:NYC Department of Education


接種で100ドル贈呈

 デブラシオ市長は同月29日、1回目のワクチンを接種した人に100ドルのプリペイド・デビッドカードの配布も発表している。100ドル提供をうけられる市の会場はウェブサイトhttps://vaccinefinder.nyc.gov/を参照。

イーストビレッジでジャパンフェス復活

8月29日

 コロナ禍により昨年は13日程がすべてキャンセルとなった日本テーマのストリート祭り「ジャパンフェス」が8月から復活する。記念すべき復活第1号のイベントは、毎年恒例イーストビレッジでの夏祭りからで、8月29日(日)午前10時から午後6時まで開催する。場所は4番街の9丁目と10丁目の間の通りを日本の夏祭りで貸し切る。主催するのはジャパンフェス実行委員会。内容は、ヨーヨーやスーパーボール掬いはもちろん、たこ焼き、抹茶ソフトクリーム、浴衣コンテストなどが盛り沢山で、日本の祭りを象徴する食べ物や催し物をたっぷり用意。当日は浴衣を着てイベントに遊びに行こう。公式ウエブサイトはこちら。

https://www.japanfes.com/

  9、10月出店者も募集中

 9月、10月のジャパンフェスのイベントに関しても計画を進めており、まだまだ出店者やパフォーマーを募集している。出店や参加希望の問いあわせはメールで info@japanfes.comジャパンフェス実行委員会庄司さんまで。

ロブスターロール食べ歩き

 ニューイングランド地方の夏の食べ物と言えばロブスターロール。殻をむいたロブスターの身をパンに挟んだだけの食べ物だが、シンプルなだけに店によって味わいが全く異なり、意外に奥が深い。コネチカットから北の沿岸沿いには「シャック」と呼ばれる小屋から、正統派シーフードレストランまでロブスターロールの人気店がたくさんある。今回はホワイトプレーンズから車で1時間前後で行ける近場のおすすめどころを3軒紹介しよう。


The Lobster Shack

 2008年ブランフォードで小さなトラックで開業した店が人気を呼び、2019年装いと規模も新たにイーストヘブンへ移転。通常より長めのパンにレモン風味のバターで和えたロブスターが4/1パウンド(約113グラム)はさんである(22ドル99セント)。レモン風味がきいて意外にあっさりして美味しい。店は海岸に面していないが入江がすぐ近くにあり、1階と2階の店内席のほかテラス席もあり収容能力大。日〜水11:30〜19:00、木11:30〜18:00、金・土11:30〜20:00

住所:3 Cosey Beach Ave. East Haven, CT 06512 

電話:203-747-4997  https://www.lobstershackct.com/


The Lobster Shack

(同名だが先述の店とは全く関係がない)

 この店ではマヨネーズで和えたメインスタイルとバター風味のコネチカットスタイルを用意(いずれも24ドル95セント)。大きなロブスターのむき身がゴロゴロ、シャキシャキのコールスロー付きなのも嬉しい。3軒の中では最もNYに近く、メトロノースのニューポート駅から徒歩圏。店は広い駐車場内にあり、他の2店と比較すると眺めは良くないが、テイクアウトして近くを流れるソーガタック川沿いの33号線を北上、または南下して海沿いの公園に車を停めて食べるのも一案。月〜金16:00〜20:00、土・日12:00〜20:00

住所:540 Riverside Ave. Westport, CT 06880 

電話:203-226-2529  https://www.ctlobstershack.com/


Guilford Lobster Pound 

 ギルフォード湾に面した立地にあり、これぞロブスター小屋!の雰囲気たっぷり。こちらもバターで和えたロブスター(4/1パウンド)をトーストに挟んだコネチカットスタイル(20ドル)。左にマリーナ、右に葦原、そして正面に青い海を眺めながら食べるロブスターロールは自然と評価が上がる。ホワイトプレーンズから車で1時間10分ほど、気分転換におすすめ。月〜木12:00〜17:00、金〜日12:00〜18:00

住所:505 Old Whitfield St. Guilford, CT 06437

電話:203-453-6122  

https://guilford-lobster-pound.business.site/


■ロブスターロール発祥の地

 諸説あるが、1927年にコネチカット州ミルフォードにあるレストラン「ペリーズ」のオーナー、ハリー・ペリー氏が客のリクエストに応えて作ったのが始まりと言う説が一般的。ペリー氏が考案したのはグリルした暖かいサンドイッチで、そのために専用のパンをベーカリーに作らせるなどして工夫を重ねた。ペリーズのロブスターロールは評判を呼び、コネチカットの海岸沿いにロブスターロールの店が多数出現し、どんどん北へと広がって行った。

■コネチカットスタイルVSメインスタイル

 ロブスターにバターをまぶして、トーストした暖かいパンで挟んだペリーズ流コネチカットスタイルに対し、メインスタイルはロブスターをマヨネーズで和えてレモンジュース、セロリ、さいの目に切ったネギを加えた冷たいサンドイッチ。同じロブスターを使ったサンドイッチなのに味わいが全く異なり、好みの味を探すのも楽しい。

■ロブスターロールがニューイングランド地方に定着したのは1970年代

 特に北部ではメイン州ウィスカセットの街道筋にある「Red’s Eats 」の功績が大きいと言われている。こちらは車で片道5時間半かかるので日帰りは厳しいが、一つのロールに二匹分はあると思われる量のロブスターが乗っていて圧巻。ロブスターには味付けがされておらず、バターとマヨネーズが小さな容器で添えられてくる。メインに行く機会があったら足を伸ばす価値あり。www.redseatsmaine.com

一流シェフが自宅で料理

おまかせ始めた青木さん

 コロナ禍でしばらく外食を控えていて、久しぶりのレストラン再開を「待ってました」とばかり出かけて行って気がついたことはないだろうか。料理の値段が高く感じたり、非接触で会計を済ませる時に、求められるチップの額が最低でも18%、一般的には20%以上を払わないと店からはいい顔をされなかったり。ましてや、パンデミック以前のような15%などをつけたくても、もはやカード決済機にはその選択肢すらない。

 いくら美味しい料理を食べても、タックスとチップが2割ならお値段はメニューの金額の3割増に。ニューヨークでは、ラーメン一杯が18ドル程度が相場になっていて、最近ではラーメンに50ドル以上の値段をつける店まで現れて、レストランでの外食も随分とポストコロナで様変わりしてしまった。

 そんなことなら、一流のシェフの手料理を家で食べられるサービスが喜ばれるのではないかという発想で生まれたのが、元ベニハナ・オブ・トウキョーのCEO、青木恵子さんがこのほど始めた「シェフ・おまかせ」なるサービス。現在、マンハッタンの一流レストランで腕を振るっている現役のシェフ20人を抱え、フランス料理、イタリアン、スペイン、日本料理まで、総合監督を、ニューヨークの一流フレンチ・レストラン、ラ・カラベルの料理長を日本人で最初に勤めたシェフ、小野正さんが務めている。

 料理はすべてコースで 1人 90ドルと140ドルの2種類のみ。専用サイトhttps://www.chefomakase.com/ から希望のシェフを選び、料理のメニューをみて、納得なら予約。材料は予約日前日までに、自宅にフレッシュダイレクトから配達される。シェフは予約時間にやってきて、自宅のキッチンで調理してくれる。コロナ禍で、シェフの出張クッキングは珍しくはなくなったが、現在マンハッタンでのシェフデリバリーは1人前170ドルが相場。4人から1人90ドルで作ってくれるサービスは喜ばれること間違いなしだろう。もちろん、総監督の小野さんもシェフの一人として入っているので、指名があれば喜んで駆けつけてくれる。

 プロデュースする青木さんは「親しい人へのプレゼントで、モノをあげるよりも、おまかせシェフをプレゼントしてあげる方がとても喜ばれます。ホスピタリティーとおもてなしが誕生会や食事会にはとても役立ちます」と話す。

 青木さんは「ベニハナが成功したのは、値段がガラス張りで、注文した時に全体の値段が大体分かること。大勢で店に入ってバラバラに食事を注文して誰かがとんでもない高いものを注文して目玉が飛び出すような値段になることがない。いま時、高級レストランで外食をしてワインを飲めば一人100ドルでは済みません。なんといってもお酒が高い。家庭で食べればお酒は自宅にあるもので楽しめばいいんですからね」とコロナ禍を乗り越えてのマンハッタン流テーブル新スタイルを提案している。(三浦良一記者、写真も)

(写真左)左からシェフのティアゴ・シルバさん、青木さん、小野さん(青木さん宅のキッチンで)

宮嶋みぎわ ON リンカーンセンター屋外ライブ

 米国在住のアジア系アーティストを支援するNPO団体でニューヨークに拠点を置くアジアン・アメリカン・アーツ・アライアンスが7月30日、「水の記憶」と題するコンサートをリンカーンセンター内ダムロッシュ・パークの屋外ステージで開催した。コンサートには1000人が招待された。ジャズを中心に活動する作曲家でピアニストの宮嶋みぎわによる5人編成バンド、ザ・ゴールデン・ミラクルズが出演。宮嶋がこの日のために作曲したオリジナル曲も披露し観客を魅了した。宮嶋は「異なるジャンル・異なる音から生まれるニューヨークのエネルギーを感じてくれることを願っています」と語った。

2021年秋冬に行ける旅行先を一挙にご紹介!

旅行再開ブーム到来?!
予約が埋まる前に旅行計画はお早めに!

 経済が本格的に再開し始めた2021年夏、皆さんは昨年の分までエンジョイできていますか? いざ旅行に出かけようと思っても、旅行の再開ブームにより空きがなかったり予算オーバーだったり、夏の旅行を諦めている方も多いのではないでしょうか。そんな方は必見! 夏以降も楽しめる、旅行のプロがおすすめする2021年秋冬の旅行先を一挙にご紹介。旅行計画はお早めに!

■フロリダで夏を延長!?「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」

 ニューヨークの夏があっという間に終わっても、フロリダの夏はまだまだ終わりません。そんなフロリダで注目なのが、何と言っても世界中で愛される「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」。4つ全てのテーマパークとウォーターパーク1つが営業を再開しており、ディズニーファンならずとも子どもから大人まで、夢の世界を存分に楽しむことができます。

 さらに、1日を締めくくる夜のシンデレラ城を彩る花火ショー「ハッピリー・エバー・アフター」も再開しており(10月1日から「Disney Enchantment」)、10月からは開園50周年を祝う「世界で一番マジカルなセレブレーション」が始まります。引き続き入園者数も制限されているため、早めの予約がおすすめです。今年のディズニーは見逃せない!?

■四季折々の景色を楽しめる国立公園「グランドサークル」

 季節によって異なる表情を見せる大自然は、どのシーズンに行っても違った楽しみ方をすることができます。特にアメリカでも有数の国立公園が集まる「グランドサークル」は、その土地によってもさまざまな絶景を目の当たりにすることができ、人が密集しない旅行先としても注目されています。

 グランドサークルには「グランド・キャニオン」や「セドナ」など有名スポットが目白押しで、さらにこの夏「アンテロープ・キャニオン」と「モニュメント・バレー」が再開したため、各国立公園を巡る周遊旅行もおすすめです。また、周遊の移動手段としてキャンピングカーも人気急上昇中で、自宅並みに設備も整っており、ルートも広大な道が多いため、初心者でも安心して利用することができます。

■アメリカの秋を堪能「バーモント州・紅葉&スキー」

 夏が終わると間もなく訪れる紅葉シーズン。数ある紅葉スポットの中でも、東海岸で特に注目なのが、ニューヨークからもアクセスのいい「バーモント州」。土地の4分の3を森林が覆っており、秋になると赤やオレンジ、黄色の色鮮やかな紅葉が姿を現します。毎年9月下旬から10月上旬にかけて見頃となります。

 また、バーモント州はアメリカのノルディックスキー発祥地とも言われ、多くのスキーヤーが訪れるスキーリゾートとしても知られています。本格的なコースから家族向けのアクティビティーまで充実しており、老若男女問わずウィンタースポーツを楽しむことができます。秋の紅葉から冬の雪景色まで、バーモント州はこれからのシーズン外せない旅行先の一つです。

■一生に一度は目にしたい自然の神秘「アラスカ州・オーロラ」

 冬の旅行先と言えば、南国、スキー、そして忘れてはいけないのが「オーロラ」。アラスカ州は世界でも活発なオーロラが見られる土地として知られており、家族連れからハネムーン旅行まで、毎年オーロラツアーは人気を博しています。

 アラスカ旅行の過ごし方は大きく2つに分かれ、温泉リゾート「チナ温泉」で癒されつつオーロラ観測に重点を置いた「郊外滞在型」と、オーロラも市内観光などのアクティビティーも楽しみたい贅沢な「フェアバンクス市内滞在型」。オーロラのシーズンは9月〜4月と限られていますので、アメリカ国内にいながら自然の神秘を目の当たりにできるチャンスをお見逃しなく。

■やっぱり寒いのは苦手!「コスタリカ」「カリブ海諸国」

 寒い冬こそ南国に飛び出したい! そんな方には中米リゾートの「コスタリカ」と、さまざまな特色を持った国が集まる「カリブ海」がおすすめ。楽園とも言われるコスタリカは一年中春のような快適さで、亜熱帯特有の色鮮やかな動植物たちに出会えるのが特徴です。また、カリブ海諸国は人気のカンクンをはじめ、バハマやアルーバなど、何よりも贅沢にビーチリゾートを満喫することができます。ビーチの他にも偉大な歴史に触れることができるのも魅力です。

 各リゾート地は続々再開しており、国によって入国制限も緩和され始めていますので、アメリカから気軽に行ける海外旅行として注目を集めています。今年の夏の旅行を見逃してしまった方、まだまだ楽しめる夏以降の旅行計画を始めてみてはいかがですか?

※記事作成時の情報となりますので、最新情報は各公式機関にてご確認ください。※現在地域により移動制限等が発表

されておりますので、各州の最新情報や現地大使館・総領事館からの安全情報をご確認ください。

旅行会社 アムネット バケーション/テーマパークデスク

amnet-usa.com

NYでも東京五輪を祝う

東京五輪が開幕した23日、マンハッタンのど真ん中、ロックフェラーセンターで午前8時から25日(日)午後8時まで、東京オリンピック開幕を記念した一般無料五輪シンボル写真撮影が行われている。市民が五輪の輪に座って記念写真を係員に撮影してもらってメールで送ってもらうサービスで笑顔を見せていた。( 23日午後5時、写真・三浦良一)

編集後記 7月24 日号

【編集後記】
 みなさん、こんにちは。今日、日本で東京オリンピックの開会式が行われます。東京でのコロナ感染が拡大し、緊急事態宣言下での無観客での開幕です。その開会式の前日、日本時間の今日、22日には東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、開会式と閉会式の演出ディレクターの小林賢太郎氏(48 ) を解任しました。小林氏がお笑いコンビ「ラーメンズ」時代の1998年に「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」と発言したコントがネットで拡散、米国ユダヤ人団体の「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が非難声明を出し、委員会が即断で解任しました。19日には五輪開会式で音楽を担当していた小山田圭吾氏が学生時代の障害者いじめを理由に引責辞任したばかり。これで五輪関係者の辞任は8人目。一方、選手村からは、部屋にテレビも冷蔵庫もない、4、5人部屋でトイレは一つ、ベッドは段ボール製で、21世紀の日本とは思えない、中世の日本に来たみたいだとロシアの記者からの発言に「それは知りませんでした」という内容の橋本大臣の答弁。選手や外国プレスは隔離ホテルを勝手に出てはいけないはずなのに, コンビニでの弁当の買い出しに15分だけなら買い物に出てもよしという看板がロビーに出て、しかも外出の回数には制限はない。ロービーに座っている監督者の許可を得れば出てもいいとしながら、監督者という名前の警備員は「自分から声をかけることはないので、声をかけられれば答えるだけ。なので黙って出て行かれるとどこへ行ったかは分からない」という始末。これを改めてはどうかと記者団から詰め寄られた丸川五輪相は「もう選手たち来ちゃってるから」と答えた。今から30年以上も前にモスクワと当時のレニングラードへプレス招待旅行で行ったことがあるが、現地のホテルではインツーリストの公務員がホテル各階のエレベーターの前に机をでんと構えて、出入りに目を光らせて厳格にチェックされたのを覚えている。これとはどうやら大違いのようだ。本来ならコロナでできないところを無理矢理実施するオリンピックだから、これからも予期せぬハプニングが起こることは容易に想像できる。本日22日付のニューヨークタイムズの1面に「新生日本の象徴だった1964年の東京五輪、2021年その精神に陰り」という記事が掲載された。キャロル・グラック・コロンビア大学教授が「日本にはまだ潜在的能力(ポテンシャル)はあるが、それに気がつくのが遅ければ手遅れになる」と述べている。五輪大会は世界の強豪選手たちが競う頂点の場だ。そこで繰り広げられる感動の試合やドラマが、開会式までのすったもんだのドタバタ劇場を払拭してくれることをただただ願うばかりだ。それでは、みなさん、よい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)