拉致被害者と家族
苦悩と闘いを描く

NPO法人拉致問題映画海外上映実行委員会(通称Mプロジェクト)は4月6日(日)午後1時30分から、JAA主催サクラヘルスフェアのプログラムの一環として拉致問題映画『めぐみへの誓い』(原作・脚本・監督:野伏 翔)を上映する。同作は、13歳の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを中心に、拉致被害者とその家族の苦悩と闘いを描いたドラマ。
新潟県の中学校に通うめぐみは部活からの帰り道に拉致され、北朝鮮へと連れて行かれる。朝鮮語を覚えたら帰国できるという言葉を信じて必死に勉強するめぐみだったが、18歳になった時、その約束が嘘であったことを知り、絶望のあまり精神に破綻をきたしてしまう。一方、日本に幼い子どもたちを残して拉致された22歳の田口八重子は、若い工作員キム・ヒョンヒの日本人化教育の教師となり、姉妹のように心を通わせていく。しかしキム・ヒョンヒは、大韓航空機爆破事件の実行犯となる。日本では、めぐみの両親とその支援者たちが必死の署名活動を続けていた。出演は、菜月、原田大二郎、石村とも子、大鶴義丹、小松政夫、仁支川峰子、坂上梨々愛、安座間美優、小林麗菜。
■NY上映にあたってのコメント(特定非営利活動法人 拉致問題映画海外上映実行委員会 理事長 山下政治氏)「この映画はこれまでに米国で7回、ヨーロッパでもドイツ、チェコ、イギリス、ポーランドにて7回の上映会をしています。世界中の人にこの映画を観ていただき北朝鮮による日本人拉致事件があった事実を知らしめ、世界からの世論の喚起を促し拉致問題の解決の糸口になれば、という思いで活動しています。米国最大都市のNYでの上映会には大きな期待をしています」。