国際交流と美の祭典NYで主催

有限会社ミナ・コーポレーション 代表取締役 
ミナ・エレガンスマナーサロン主宰

長久保 美奈さん

 マナー講師として地元仙台で起業して20年。元JALの国際線CAとして世界の空を飛んだ経験から国際交流の橋渡しをしたいと思い立ったのがきっかけだ。

 研修や講演を通して企業やホテル、病院などの接客、接遇のレベルアップをするマナーコンサルタントとして活躍してきた。指導したホテルはいずれもミシェランやJTB評価などで最高ランクを獲得。2012年からは大好きなニューヨークでも講演や、企業研修に関わってきた経験からもっと日本の文化をNYに発信したい、また、日本の方達にももっと世界に目を向けてほしいという目標が出来た。

 そんな時に国際交流と美の祭典、ONE STORY AWARDの立ち上げの話を相談され、日本のアワードの立ち上げにあたるONE STORY AWARD 宮城大会の主催、同時にニューヨーク大会を2022年に立ち上げ主催。昨年5月には美のコンテストだけでなく1部として学生スピーチコンテストを「美と国際交流」のテーマで開催。NYで活躍中の日本人デザイナーSHUN氏をプロデューサーに迎え、モデルたちが自己表現をする新しいコンテストの形を創れた。会場と審査員の投票でモデルのTEONAさんが優勝。また、学生スピーチではハンターカレッジのCharleyさんが優勝。この2人は2月17日に東京パレスホテルで開催される日本アワードの全国大会にゲストで招かれ、同時にお茶や和装着用などの日本文化を体験する。今年が3回目となるNY AWARDは9月のNYファッションウィークの時期に開催予定で、より日本文化を発信する内容となる。NYの主催者でNational Director でもある長久保さんは「面白いイベントになると思います。マナーコンサルタントとして日本文化の発信の場としてコンテストが開催出来る事、大好きなNYで新しいランウェイを創れる事にワクワクしています。NYの学生の皆様には今年はぜひ週刊NY生活の欄『やさしいにほんご』を読んでスピーチコンテストに参加して欲しいですし、ファッションウィーク期間にコンテストを開催する事で沢山の方がNYに目を向けるきっかけになれば嬉しいですね。企業様にもぜひ応援して欲しいです」と寒さを吹き飛ばす様な笑顔で語った。長久保さんは、本紙が昨年スタートした「週刊やさしいにほんご生活」のコーナーで、日本の挨拶やマナーについて解説を担当している。著書『マナーはいかが?』は重版となり、NY紀伊国屋書店でも発売中のほか、今年はやさしい日本語でマナーを学べる本をNYで出版予定だ。夢は広がる。

    (三浦良一記者、写真も)