新生モモタロー誕生

東京のAYOMOTが経営

サミーさんは名誉会長に

 ニューヨークで半世紀にわたり日系ヘアサロンを経営してきたモモタローのサミー宮本社長(78)がこのほど名誉会長職に退き、東京南青山で美容サロンAYOMOTを経営する鈴木朋弥氏(53)に経営権を譲った。その披露パーティーが新店舗となる五番街575番地2階で開催された。

 「自分がなりたいイメージになれる美容サロン、21世紀の顧問美容師」を目指して25年間日本で活躍してきた鈴木氏が、念願のニューヨーク進出を果たした。鈴木氏は「50年もの間、ニューヨークで愛され続けてきた老舗サロン、モモタローが、このたび、五番街に移転し、新たなスタートをご報告できることを大変嬉しく思う。NY店創業者であるサミーさんが築き上げたこのサロンは、技術、文化、お客様への心配りを大切にしてきた。サミーさんは今後、名誉会長としてサロンを見守っていただく。これからもこの精神を受けつぎながら、私たちはさらに進化していくつもりだ。今回、五番街でジョン・アレン氏と新たなパートナーシップを結べることに感謝している。彼とのコラボレーションにより AYOMOTの強みであるヘア、メイク、ファッションの融合をさらに進化させ、このサロンから多くの新しい物語が生まれることを楽しみにしている」と挨拶した。

 花束を受け取り、バトンを引き渡した宮本さんは「こうして鈴木くんが、モモタローを今後さらに築き上げてくれるということを私は非常に嬉しく思う。50年を超えて皆さんのおかげでここまで頑張ってこれたことに本当に感謝してます」と語った。

(写真)花束を受けるサミーさん(左から2人目)と鈴木氏(左端)