アニメNYC大盛況

3日間で10万人以上来場
新作「らんま1/2」も上映

 日本アニメの祭典「アニメNYC」が8月23日から25日まで、ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンターで開催され、過去最多となる10万人超が来場した。有名アニメ作品の先行上映会や人気アーティストのコンサートも開催され、会場は熱気に包まれた。「アニメNYC」は2017年に始まり、東海岸最大級のアニメイベントとして知られている。3日間の来場者は10万1000人以上と過去最高となり、昨年の6万5000人を大幅に上回った。会場は「ドラゴンボール」「ワンピース」「葬送のフリーレン」「呪術廻戦」など、人気作品のコスプレを楽しむ人でにぎわい、グッズの販売ブースには多くの行列ができた。

 24日には、10月から配信が開始される新作アニメ「らんま1/2」の第1話が世界最速で上映された。映像は日本語の音声に英語の字幕付きで上映され、メインキャラクターの早乙女乱馬や天道あかねらが登場すると大きな拍手と歓声が起こった。会場は1250人のファンで満員となり、約30分の上映中、常に笑いが起きて大盛り上がりとなった。ニュージャージー州のマークさん(28)は乱馬のコスプレで参加した。「1990年代のアニメが好き。今日この日を楽しみにしていた」と嬉しそうに語った。

 「らんま1/2」は高橋留美子氏の人気マンガを原作としたアニメで、1989年からテレビ放映された。今回、当時の声優陣をほぼそのまま起用する形でリメイクが決定した。米国ではネットフリックスで10月8日より配信される。23日には日本の人気アーティスト「Creepy Nuts(クリーピーナッツ)」のコンサートも行われた。クリーピーナッツとして初の米国での単独コンサートで、世界的なヒット曲『Bling-Bang-Bang-Born』などを1時間にわたって熱唱した。 (きゃま、写真も)

JSでマンガ大賞
ショット氏が殿堂入り

最優秀新人マンガ賞の盾を受け取ったビズメディア・シニア・アート・ディレクターのアダム・グラーノさん(Photo Daphne Youree)

 アニメNYC とジャパン・ソサエティー(JS)は8月22日に米国初のアメリカン・マンガ・アワード授賞式を開催し、受賞者を発表した。本イベントは、日本マンガ界の優れた功績と、北米で過去1年に出版された優秀なマンガ作品を称えることを目的とし、北米でのマンガ振興に貢献したマンガ作者、翻訳者、レタラー、そして出版デザイナーの受賞者をアメリカのマンガ出版業界プロフェッショナルの投票により決定した。

 同イベントは、今年の アニメNYCコンベンションの前夜祭として行われた。授賞式は著者のマット・アルト氏が司会進行役を務め、日本のイラストレーターであるアッキー・ブライト氏が開会の挨拶を行った。

 翻訳家であり『Manga! Manga! The World of Japanese Comics』(講談社インターナショナル)の著者でもあるフレデリック・L・ショット氏にマンガ出版殿堂賞が授与された。ショット氏の作品はマンガを英語圏に進出させ、北米にマンガ文化を広めるための多大な貢献を果たした。

 本年度最優秀新人マンガ賞は#DRCL midnight children 作者・ 坂本眞一(ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』に基づいた作品)ビズメディア、編集者: アンドリュー・クーレ ・バートッシュ、翻訳者: ケイレブ・クック、レタリング: ブレンドン・ハルだった。

アッキー・ブライトさん
NY紀伊國屋書店でサイン会

 来米した漫画家・イラストレーターのアッキー・ブライトさんが8月26日、紀伊國屋書店NY本店でサイン会を開いた。大勢のファンが詰めかけ、イラストの入ったサインを受け取っていた。