ワンストーリーアワードNY大会、2部門優勝者決定

来年2月に日本大会へ

 ワンストーリーアワードNY大会実行委員会(代表・USAディレクター長久保美奈/プロデューサーSHUN)は5月23日夜、パーク街のスカンジナビアハウスで美と平和をテーマにした祭典「ONE STORY AWARD 2024 NY」を開催した。第1部では学生による3分間のスピーチで、それぞれが持つ美や平和に対する考えを発表。2部では今回70人の応募の中からオーディションで選ばれたニューヨークで活躍するモデル達が美と平和のテーマでランウエーを歩き、アピールを行った。

 その結果、スピーチ部門ではハンターカレッジ3年生のチャーリー・マクレーンさん(27)が優勝した。マクレーンさんはオクラホマ州スチールウオーター市(人口四万8000人)の出身で子供の頃から日本のゲームで育ったことが日本文化や日本語に興味を持つきっかけになり、ハンター大学の日本語学科に進学、昨年夏に2か月間立命館大学に留学した経験を持つ。「とても嬉しいです。忙しくなりますね」と喜んだ。

 ファッション部門で優勝したのはNY市工科大学(ブルックリン)で生物科学を学ぶ学生のテオナ・ビラスベリさん(26)で「とっても嬉しいです。今回のイベントに参加できたことで日本のことを学ぶ新たなチャプターに入ったと思います。来年日本に行くのが楽しみです」と喜びを語った。2人には日本往復航空券が贈呈され、来年2月に東京で開催される日本大会に招待されるほか、さまざまな日本文化を体験する国際交流アンバサダーとなる。

花のインスタレーションを披露する山田氏(左)とオペラ歌手の青木氏

 当日は会場の観客にも投票権があり一票を投じた。ゲストにオペラ歌手の青木麻菜美氏、「美しい心が宿る花咲く世界のシェア」を掲げ活動中のフローリストで株式会社Magenta代表の山田剛氏も来米。舞台上で独自の花のインスタレーションを披露した。

 審査員としてサラ・ジェシカ・パーカーなど数多くのセレブを撮影する写真家のダフネ・ユリー氏、世界的バイオリニストのデイジー・ジョプリング氏、「週刊NY生活」発行人兼CEOの三浦良一、プロデュース兼審査員としてNYファッションウィークで日本人メンズデザイナーとして最年少でコレクションを発表したSHUN氏、米国NPO法人CUPA副代表理事の河野洋氏、スタイリストのベイザ・コバン氏、日本からは株式会社ONE STORY AWARD 代表取締役の鶴田一磨氏が審査員として来米した。