ブレイクスルーアート展、トライベッカで始まる

 トライベッカ地区にあるワン・アート・スペース・ギャラリー(ワレン通り23番地)で、5月8日から2会期に分けて期間限定のグループ展「ブレイクスルー」が開催されている。

 「始めなければ、始まらない。」をテーマに、日本で活躍する計38人の新進気鋭のアーティストたちの作品が集結。青のペンのみを使用して緻密に幻想的な作品を描き上げるAoi Hanane氏、日本のカルチャーを象徴するような遊び心がありつつも調和のとれたミクストメディア作品を生み出すEMI・KIBAYASHI氏、アートを通して身体的なコンプレックスの昇華を目指すAkie Abe氏など、独自のアプロ—チを開拓していく現代日本作家たちの作品が展示される。

 第1会期は5月8日から12日まで開催され、レセプションパーティーが9日午後6時から開かれた。当日は日本から来米した2人の作家、YUKIKOの作品「愛と平和」とHIKARUの作品「ストリート。グラビティー」に注目が集まった。YUKIKOは流木と越前和紙に円相を般若心経といろはにほへとで描き「隔てのない愛」を表現。HIKARUは、立ち上がる時のエネルギーを表現した作品で独特の力強さを感じさせ、この作品が今月フランスで開催されたアートパズル展でグランプリを獲得、ドバイのアート展でも話題となるなど海外で高い評価を受けている新人。今月東京でも個展が開催される。第二期の参加アーティスに夜ライブペイントイベント(書道・足跡ペイント)は18日(土)午後6時から。入場無料。開廊時間は正午から午後6時。詳細はhttps://www.eventbrite.com/e/breakthrough-new-and-rising-japanese-artists–tickets-782085056457