NY山口県人会、伊藤市長迎え懇親会

 ニューヨーク山口県人会(沼田忍代表世話人)はジャパンパレード前日の10日夜、山口市と合同で懇親会をニューヨーク日系人会で開催した。当日は山口祇園囃子保存会10人を含む訪米団19人と合わせて50人あまりが参加して、パレードで演奏する日和神楽を楽しんだり、獺祭の日本酒を飲んだりして歓談した。同時間帯にニューヨーク日本総領事の森美樹夫大使の夕食会に招かれていた伊藤和貴市長も大使との夕食会後、懇親会の終盤に会場へ駆けつけ、県民を驚かせて大歓迎を受けた。

 また会場では、来米した山口祇園囃子保存会の代表で山口県神社庁の真庭宗雄庁長が、当日偶然に、小学校時代の同級生だったNY山口県人会のメンバー、サベッジ福田純子さん(70)と60年ぶりに再会するという感動の一場面もあった。

 山口市は、今年1月にニューヨーク・タイムズ紙の「2024年に行くべき52か所」の一つに選ばれたことを受け、ニューヨーク総領事館から自治体国際化協会を通じてパレード参加を要請されていた。パレード当日は伊藤市長ら市職員、山口観光コンベンション協会、湯田温泉旅館協同組合、そして山口祇園囃子保存会のメンバー総勢19人がフロートに乗って行進、県人会のメンバーも一緒に歩いて山口市をPRした。 (20面に記事と写真)