おかえりなさい、JET帰国者歓迎レセプション

若き知日派たち

 ニューヨーク日本総領事館は8日夕、ジャパン・ソサエティーで、JETプログラムに参加し、任期を終えて本年度帰国した人たちのために歓迎レセプションを開催した。

 このプログラムは正式名を「Japan Exchange and Teaching Program」といい、外国人の青年を日本の地方自治体の国際交流員または、小中学校、高等学校の英語の指導助手として活躍してもらい、日本における外国語教育の充実および青年交流による地域レベルでの国際交流を図るプログラム。任期は1年から5年。

 当日はニューヨークのJET同窓会NY支部(畑ライアン支部長=写真=)の会員たちが集まり、日本での貴重な体験を活かしながら、米国で新たな人生を開始する帰国者の門出を祝った。

 ニューヨーク総領事の森美樹夫大使は「コロナ禍での任務は大変だったことと思います。これから皆さんは人生の新しいチャプターに入ります。全世界に7万人いる同窓生の中でもNYは最も活動が活発だと聞いています。日米関係が皆様の将来の人生の一部になりますようご活躍ください」と挨拶した。

 一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の下鳥真弓NY事務所長は「今年で35周年を迎え、去る5月にシアトルで開催された全米19支部の総会に出席して多くの人が今なお強い絆で日本や同窓生と繋がっていることに感動した。これからも日米コミュニティで活躍されてください」と祝辞を述べた。

 千葉県の小学校で英語を教えたフーダ・サマカーブさんは「日本の子供たちはとっても元気で明るいです」と話した。北海道釧路市の高校で英語を教えたモーゼス・ディアスさん(31)は6年間日本に滞在。「日本の高校生元気でいいね。ざんぎ(北海道の鶏唐揚げ)が食べたい」と日本が早くも恋しくなっている様子だった。