日本人の子供殴られ負傷

マンハッタン23丁目
ビジネスマン風の男に

 4月27日夕方、マンハッタン23丁目の五番街と6番街の間を保護者と一緒に歩いていた在留邦人の子供が、前方から歩いてきたビジネスマン風の男に突然無言で顔を蹴られて転倒して、手を負傷した。男はそのまま歩いて去った。保護者は付近を警察車両で移動中の警察官に事情を説明し、その後、警察署で被害届を提出した。被害に遭ったのは10歳未満の男子。一緒にいた母親がNY日本総領事館に報告した。

 在NY日本国領事館は4月28日、この報告を取り上げ、NY市の治安情勢に関する注意喚起としてメール配信を在留邦人に行った。同事案は一見普通に見える人物による突然の暴力のため対策が非常に難しいケースであるが、常日頃から報道等により最新の犯罪の事例、傾向などの情報入手に努め、外出する際は夜間や人通りの少ない道は避ける、不審な人物には近付かない、人通りの多い場所では周囲の動きに注意するなど警戒心をもって行動するよう注意を促した。