ポップの王様、MJ始まる

 キング・オブ・ポップと呼ばれたマイケル・ジャクソン(1958〜2009年)の半生を歌とダンスで描いたブロードウエーミュージカル「MJ・ザ・ミュージカル」が2月1日、ニール・サイモン劇場(西52丁目250番地)で初公演を迎えた。同日午後5時過ぎレッドカーペットで主演俳優のマイレス・フロストが報道陣の前に姿を現した。ストーリーは、1992年に行われた「デンジャラス・ツアー(Dangerous Tour)」の開始前まで遡り、その頃のマイケルに焦点を当てたもの。ステージでは、これまでにリリースされた266曲の中から選りすぐりの25曲をライブ形態で魅せる。

 ピューリッツァー賞を2度受賞したリン・ノッテージによる本を題材に、トニー賞受賞者であるクリストファー・ウィールドンが監督と振付を担当。「ビートイット」「ビリージーン」「スムースクリミナル」などの大ヒット曲や舞台用にアレンジされた曲も盛り込み、舞台上だけでなく舞台裏の顔も知ることができるファン待望のミュージカルだ。

(写真)初公演前にレッドカーペットを歩く主演俳優のマイレス・フロスト(1日午後5時、写真・三浦良一)